ニュージーランド地震 AMDAチーム追加派遣決定 – AMDA(アムダ)
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特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ニュージーランド地震 AMDAチーム追加派遣決定

AMDAは、第一次派遣チームに次いで、新たに調整員(医学生)1人を第二次派遣することを決定した。[pagebreak]派遣するのはAMSA:アジア医学生連絡協議会(注1)メンバーである医学生の村上拓 (むらかみたく)氏。27日朝に岡山駅を出発し同日午後関西空港発のフライトに搭乗し、オークランド経由で28日にクライストチャーチ市へ入る。同地到着後、第一次派遣チームに合流する。

AMSAでは、医学生の立場から現地での様々な医療補助業務を行うことと共に、AMSAニュージーランド支部の被害調査やお見舞いも参加の目的としている。

また、天理教国際たすけあいネットの足立喜誠(あだちよしはる)氏も天理教としての支援ニーズを確定すべくAMDA支援チームに同行する。

27日時点でのAMDA医療チーム派遣者は医師1名(サモアから)、看護師1名、保健師1名、医学生1名、調整員1名、の5名と同行者1名となる予定。

2月25日に日本を出発したAMDA本部の調整員と看護師の2人は、経由地のオークランドで日本人保健師と合流し、予定通り25日朝にクライストチャーチ市へ到着。現地での活動調整を開始した。27日にはプニ エミソ医師(男性/サモア共和国在住)がクライストチャーチに入りチームに合流する。

被災地に到着した派遣者からの報告によると、クライストチャーチでは、いまだ大きな余震が続いている一方、ライフラインは徐々に復旧しており、仮設トイレなどの設置も進み、衛生面は比較的保たれている模様。また、被害の大きかった被災地の中心部では、いまだに続く余震から、建物倒壊の恐れがあり、危険であることから、立ち入り規制が続いている。

25日のロイター通信によると、 ニュージーランドのクライストチャーチで大規模地震が起きてから4日目、現地では雨が降り気温が低下する厳しい条件の下、日本人学生らが被災したビルなどで懸命の捜索活動が続けられている。警察の発表によると、これまでに113人の死亡が確認され、依然として200人以上が行方不明。これまでに2500人以上が負傷しており、160人以上が重体だという。

(注1)AMSA(アジア医学生連絡協議会、 Asian Medical Student’s Association)
1980年に第一回アジア医学生会議をバンコクで開催。4か国から医学生が参加。将来のアジアの人々への医療支援行うことを目的に菅波茂(現アムダグループ代表)が、同会議を呼びかけ、設立された民間医学生組織。現在では15の国と地域から医学生が参加している。
AMDAとの活動実績としては、2004年12月に発生したスマトラ島沖大地震津波被災地スマトラ島バンダアチェ等での緊急支援、巡回診療活動にAMDA医師のもとで医学生が多数参加している。

【渡航者出発便】 2月27日      (10時30分岡山駅新幹線改札口着)
10:49 岡山発 (のぞみ18号)   11:35 新大阪着
11:45 新大阪発 (はるか21号)  12:32 関西空港着   ※足立氏は関西国際空港にて合流予定。
2/27 NZ098  関空(14:30)–オークランド(05:30*2/28)      (時間は現地時間)
2/28 NZ303  オークランド(07:00)–クライストチャーチ(08:20)

【渡航者について】
村上 拓 (むらかみ たく)  / 岡山大学医学部医学科 第3学年 24歳/AMSAメンバー/岡山市在住
足立喜誠(あだちよしはる) / 天理教国際たすけあいネット /奈良県在住

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