ミャンマーシャン州暴動 シャン州ラショー市 暴動被災者に対する緊急支援活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ミャンマーシャン州暴動 シャン州ラショー市 暴動被災者に対する緊急支援活動

5月28日、ミャンマー北東部シャン州(Shan)ラショー(Lashio)市で異教徒間の争いが暴動に発展し、当日夕方には夜間外出禁止令が発令された。翌日にも暴徒による市街地域の破壊活動が行われ、30日には近隣住民が避難を開始した。[pagebreak]

この状況を受け、AMDAでは本暴動の被災者に対して、緊急支援活動を実施することを決定し、6月2日、ラショ―市内の僧院と競技場に避難している275世帯1,407人の避難民を対象に、医薬品および衛生キットの寄贈を行った。医薬品はラショー市保健局が実施している巡回診療支援として寄贈し、衛生キットは各世帯へ配付した。ラショー市保健局からは、これにより診療が効果的に行えると感謝の言葉を頂いた。


避難所(僧院)の様子

避難所(僧院)の様子

避難所(競技場)の様子

避難所での巡回診療

支援物資(衛生キット)を準備するAMDAスタッフ

保健局への医薬品の寄贈

翌3日には学校が再開された他市場も再開し家屋を失った被災者を除く避難民が帰宅した。

なお、現地報道によると28日から約1週間の間に、イスラム教礼拝所モスクをはじめとするイスラム教施設や孤児院、商店、家屋などが焼失・破壊され、1人が死亡、5人が負傷し、2箇所の避難所に1,635人の住民が避難した。

■ミャンマー事業について
AMDAグループは、1995年からミャンマーにおいて保健医療・生計向上を目的にプロジェクトを展開している。現在は、AMDAグループの構成団体であり、中長期事業を担うAMDA社会開発機構がミャンマー国内4地域でプロジェクトを運営している(9事務所、スタッフ約120人)。ラショー市には今年3月、新規事業実施のため事務所を開設した。現在は日本人1人を含む21人が、ラショー市より北西70kmに位置するナムトゥ郡36村でコミュニティ保健改善活動に取り組んでいる。

■ミャンマー事務所 駐在スタッフ プロフィール
青木 純(あおき じゅん)
AMDAミャンマー ラショー事務所/業務調整員

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