広島市土砂災害 緊急支援総社市・AMDA合同プロジェクト活動開始 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

広島市土砂災害 緊急支援総社市・AMDA合同プロジェクト活動開始

8月20日に広島市北部をおそった豪雨で、19日午前9時から20日午前4時までの累積雨量は、安佐北区の多いところで285ミリ、安佐南区でも215ミリとなった。このため、広範囲で土砂崩れが発生し、土砂が家屋や道路を飲み込んでおり、被害の全容は未だ明らかになっていない。救助活動も困難を極めており、甚大な被害が出ている。[pagebreak]現在、雨は止んでいるものの、豪雨による地盤の緩みがあり、引き続き土砂災害の懸念があることから広島市安佐南区、北区では避難勧告が未だ出ている。それに伴い安佐南区では9カ所、安佐北区では17カ所が避難所として設置されている。(広島県20日14時発表)なお、この土砂災害による死者32人、行方不明者9人と報告されている。(17時発表)

このような状況を受け、総社市とAMDAグループとの多文化共生に関する協定に基づき、総社市、AMDAの合同緊急支援活動を実施することが決定した。AMDAからは1名の看護師を派遣し、今後の支援活動をふまえた支援活動やニーズ調査を行う。

なお、AMDAと総社市との合同緊急支援活動は、2011年1月ブラジルリオデジャネイロ洪水、2011年3月東日本大震災、2013年山口・島根県豪雨災害に続き3例目となる。

■派遣者出発について
8月21日(木) AM 9:00
総社市役所正面玄関前から総社市トラックに総社市職員とともに同乗

■『AMDAグループと総社市との 多文化共生に関する協定』について
2009年6月19日に、AMDA グループと総社市とは、国際貢献活動の推進による多文化共生の実現を目指し、平等互恵の連携協力を図るために協定を締結した。本協定は、人道的な視点による地域や個人の国際貢献活動等を通じて国際社会の平和と発展を願う意識を培うことにより、地域社会を生きる同じ人間としての相互扶助の精神や相互理解の心を、国籍を超えて人々にはぐくみ、真の多文化共生の実現に資することを目的とした協定である。

2011年1月にブラジル連邦共和国リオデジャネイロ州で発生した台風による大雨の被災者に対しては、総社市とAMDAは合同ミッションとして、総社市役所職員1名とAMDA看護師1名が被災地を訪れ、緊急医療支援活動を行った。また2011年3月、東日本大震災の際には、岩手県で活動を行っていたAMDAの医療チームに総社市職員が合流し、食糧支援物資や生活支援物資の提供、被災地での炊き出しのほか電気自動車を貸し出しなど、総社市として連携協定に基づき、AMDAの医療チームの後方支援を行った。さらに、2013年7月に発生した山口県北西部および島根県南東部を襲った豪雨被害に対しても合同で物資支援のためチームを派遣した。

■AMDAからの派遣者プロフィール
山崎 梨枝(やまさき りえ)
AMDA本部職員 プロジェクトオフィサー/看護師

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