広島市土砂災害 緊急支援総社市・AMDA合同プロジェクト活動2 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

広島市土砂災害 緊急支援総社市・AMDA合同プロジェクト活動2

8月21日9時に総社市を出発して、広島市安佐南区に到着したAMDA・総社市合同支援チームは、避難所となっている梅林小学校に到着後、先に到着していた山河看護師に合流後、ニーズ調査や被災者への声掛けなどを実施した。[pagebreak]その結果、避難時における打撲や筋肉痛、床で寝ていることによる腰痛の悪化、泥掻きや自宅の片づけなどによる筋肉疲労などが見られ、湿布を必要とする声が聞かれたことから、冷・温湿布を配布した。またエアコンのついた教室で避難されている方もおられる一方で、エアコンのない体育館で避難されている方もおられたことから、虫よけセットなどを提供した。さらに梅林小学校で総社市から持参したペットボトルのお茶、カップめんを提供した。

被災地の様子
上組公民館へ物資を提供
物資を仕分けするAMDA看護師ら

また、公式の避難所ではないものの、地域の方が避難されていた安佐南区緑井にある上組集会所を訪れ、公的な支援が入っていないことがわかり、徒歩で物資を運び、水、カップめんなどを提供した。被災者への声かけとニーズ調査の結果、避難時の外傷や打撲などが見られ、塗布する湿布薬を提供した。被災者の方からは「初めての支援です!ありがとうございます。」と感謝の言葉をかけられた。

現在、安佐南区、安佐北区いずれでもボランティアセンターが立ち上がっている。被災地域が局所的であるため、地元の医療機関なども機能している状況。さらに広島市役所、区役所、広島市民病院、地元医師らの連携により、避難所での医療支援も行われている。しかしながら、公的指定を受けていない避難所などで、支援を必要としている可能性があることから、第2次派遣を決定。23日、AMDA・総社市合同チームとして保健師2名、調整員2名(うちAMDA保健師1名、総社市職員3名)が総社市役所から出発する。

出発式の様子

なお、この土砂災害による死者は39人、行方不明者52人、負傷者66人。15カ所の避難所で914世帯、2,072人が避難をしている。(広島県災害対策本部 8月22日14時発表)

■派遣者出発について
8月23日(木) AM 9:30
総社市役所正面玄関前から総社市トラックに総社市職員とともに同乗

■AMDAからの派遣者プロフィール(8月23日)
武田未央(たけだ みお) /保健師/岡山県在住
(スリランカ医療和平事業、ニュージーランド地震支援などに派遣)
■AMDA現地協力者
石沢 睦夫(いしざわ むつお)/調整員/広島県広島市在住
(東ティモール難民支援、スリランカ医療和平事業などに派遣)
■これまでのAMDAからの派遣者プロフィール
山河 城春(やまかわ しろはる)/看護師/埼玉県在住
(東日本大震災復興支援事業に派遣)
山崎 梨枝(やまさき りえ)/AMDA本部職員 プロジェクトオフィサー
/看護師/岡山県在住

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