ボスニア・ヘルツェゴビナ洪水 被災者に対する緊急医療支援活動報告 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ボスニア・ヘルツェゴビナ洪水 被災者に対する緊急医療支援活動報告

2014年5月中旬に観測史上最悪となる豪雨による洪水被災者に対し、7月末まで、ボスニア支部の医師、精神カウンセラー、医学生などと協力し、被災地となったドボイ(Doboj)とサマック(Samac)で、支援活動を継続している。前回からの支援者も含むのべ168名の被災者を対象に活動を行った。[pagebreak]今回の洪水で心的外傷後ストレス障害(PTSD)が悪化した患者や、身体的理由から家からなかなか外に出られない患者さんもおり、各家を訪問し支援を行ってきた。本格的なカウンセリングに入る前に、対象者に事前面接・健康調査を行い、支援が必要と判断された患者さんに対し必要に応じて支援物資の配布、薬の提供、個別または遠隔精神カウンセリングを行った。

今後は、復興支援としてAMDAボスニア支部*が中心となり、無料遠隔カウンセリングを継続して行っていく予定である。

*AMDAボスニア支部について
1996年設立以来、AMDAボスニア・ヘルツゴビナでは北西部に位置し、支部があるバニャルカにおいて、精神疾患を持つ患者さんの生活の質向上を目的に、遠隔精神サービスを行ってきた。特に、郊外に住む住民に対しては有益なサービスである。

その他の研究や活動もAMDAボスニア支部が発行する精神医療雑誌で紹介されている。
http://www.psymedica.yolasite.com/