ハイチ復興支援スポーツ親善交流事業3 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ハイチ復興支援スポーツ親善交流事業3

ハイチ復興支援スポーツ親善交流事業3

16日に成田から出発した、大阪、岡山、広島からの中学生ら日本からの一行は予定通りドミニカに到着し、18日には予定していたスポーツ親善交流サッカー試合を行った。

NYを経由(1泊)し、現地時間17日の午後(日本との時差−13時間)ドミニカ共和国へ到着。開催協力者であるサントドミンゴ自治大学からの送迎バスが、予定していた時刻より2時間遅れで到着するなど、選手たちはさっそく南国タイムの洗礼を受けた。ホテル到着後、ハイチチームと合流し夕食タイムとなる。ハイチ選手たちが、練習してきた日本語で「いただきます」の音頭をとり、場を沸かせた。それから各国の歌を披露した。

8月18日「ハイチ復興支援スポーツ親善交流1日目」サントドミンゴ自治大学のコートにて。
前日の雨と打って変わって快晴。ジリジリと焼けるような南国の日差しと暑さの中で、三国の選手行進、駐ドミニカ日本大使館四宮大使、駐ドミニカハイチ大使、ドミニカ共和国省庁関係者挨拶と彼らによる始球式を終えて、いよいよ試合開始となる。今まで疲労と困惑の表情しか浮かべていなかった選手たちの顔つきが変わった。

「第1試合:日本 VS ハイチ」
ハイチチームは前評判よりずっと強く、日本チームと激しい試合を繰り広げた。両チームの監督も声をはって指示。コートを走り回り、ぶつかり合って、両チームとも一歩も譲らないという気持ちが伝わってくる試合だった。結果は5−4で日本チームの勝利。

「第2試合:ハイチ VS ドミニカ」
ハイチチームは2試合連続でも疲労を見せずに走り回った。しかし、ドミニカチームの選手たちは全員が15歳だったが、身体つきが大きく、小柄なハイチチームは圧倒されてしまい、3−7でドミニカチームの勝利。

「第3試合:日本 VS ドミニカ」
ドミニカチーム選手の15歳とは思えない、大きくて強靭な体つき。日本の選手も苦戦を強いられながら最後まであきらめずに戦った。結果は2−5でドミニカチームの勝利。
試合終了後、日本選手たちは涙を流していた。心からがんばった証拠であろう。

休憩や試合以外の時間に、日本チームの選手は、ハイチのコーディネーターで日本留学経験のあるマック氏を通じて言語の壁を越えてハイチの選手、ドミニカの選手たちとの交流を楽しんだ。言葉は通じなくても、サッカーを通じて彼らの距離はぐっと近くなっていった。

AMDAではハイチ地震被災者への緊急医療支援活動に続き、足を失った被災者には義足支援を、そして青少年にはスポーツ親善交流事業を実施しています。

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