2011年度モンゴル医師団研修
5月22日より検眼研修で来日していたモンゴル医師団が、6月4日、約二週間の研修を終え、帰国の途についた。
アムダおよびモンゴル眼科協会の後援で来日した医師団(眼科医二名、検眼士一 名)は、東京眼鏡専門学校、岡山のワールドオプティカルカレッジ、川崎医療福 祉大学医療技術部感覚矯正学科、岡山労災病院等を視察し、検眼の手法や弱視に 関する専門知識を学んだ。一行は、未だ検眼の手法が確立されていないモンゴル において、自国の検眼士の水準を高めるべく、熱心に専門家の話に聞き入っていた。
また岡山市にある市立芳田小学校も訪問。2010年、アムダがモンゴル国内での事業に関心を寄せ、モンゴルの子どもたちに眼鏡を提供すべく募金活動をしてくれたことに対し、校長をはじめ関係者各位に直接お礼を述べた。
今回の研修に参加したモンゴル眼科協会会長のブルガン医師は、「多くの方々が 本当にモンゴルの将来に希望を持ってご指導して下さったことに心から感謝している。モンゴル国内の関係者に今回習得した内容について情報共有することが、皆様への恩返しと認識している」と謝意を表した。
モンゴルの人口の33%が18歳以下である。 子どもたちを支援することが、モンゴルの将来に貢献することになるため、AMDAは今後もモンゴルの関係者各位との連携強化を図り検眼士学校設立を目指す。
来岡者
モンゴル眼科協会会長 :Dr. Tuvaan Bulganト ワーン ブルガン
モンゴル検眼師: Mr.Choijil Erdenebat チョイジル エルデネバト
モンゴル眼科医:Dr.Tumurchudur Gerel トゥムルチュドゥル ゲルレー