おかやま国際塾4期生が帰国
8月23日、今年の研修先であるフィリピンに出発したおかやま国際塾の塾生4名は、フィリピン・ボホール島でのすべての予定を終了し、8月30日帰国した。
8月23日にマニラに到着した一行は、24日にボホール島へ移動し、現地のボホール州立大学の学生と合流。5日間の滞在中、孤児院や小学校での子供達との交流、ボホール州立大学の学祭への参加、大学生に向けての英語でのプレゼンテーションや意見交換など、6月から自分たちで企画・準備してきたプログラムを実施することができた
また、ボホール島は、昨年10月、大きな地震に見舞われ、現在もまだ多くの方が避難生活を余儀なくされている。塾生は、避難民の方への家屋建設ボランティア活動に参加したり、被災地を見学し、被害の大きさを肌で感じた。
大学での英語でのプレゼンテーションでは、「災害が自分たちの将来への展望にもたらした影響」をテーマに、東日本大震災や自分たちの将来の夢などについて語った。参加したフィリピンの大学生からは、「自分もボホールの地震の時は、ボランティア活動に参加し支援をした。あなた達は、東日本大震災で直接支援はしなかったかもしれないが、その経験から、日本だけじゃなく世界の人達を支援できるようになりたいという夢を持ったことが素晴らしいと思う。」という声が聞かれた。
地震被害を大きく受けた地域のひとつであるマリボホック町の小学校では、5・6年生を対象に科学の実験、衛生教育を実施。また、勉強だけでなく、折り紙やサッカーをし楽しい時間を過ごした。子供たちは、目を輝かせながらプログラムに参加し、口々に「ありがとう」「楽しかった」「また来てね」と気持ちを伝えた。
ホームステイも経験した塾生たちは、「フィリピンの普通の生活を体験できた」「お金や物があることだけが幸せではないということを考えさせられた」と振り返り、約3か月のおかやま国際塾の中で経験し、学んだ多くのことを、今後に生かしたいと語った。