AMDA玉野クラブバングラデシュ訪問記 – AMDA(アムダ)
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AMDA玉野クラブバングラデシュ訪問記

AMDA玉野クラブバングラデシュ訪問記

AMDA玉野クラブ代表 竹谷 和子(岡山県玉野市立東児中学校教諭)

 

子どもたちと七夕飾りを作る筆者

8月3日、バングラデシュ首都ダッカヘ到着。今回で6回目の訪問です。AMDAバングラデシュ支部ディレクターのラザック氏と滞在予定9日間の打ち合わせ後、彼の家に滞在しました。主な活動場所であるダッカに隣接するムシゴン市のガザリア地区で、学生や教育関係者と教育・文化交流、昨年度から取り組んでいる「ゴミを少なくする運動」においてさらなる取り組みの啓発、勤務校である玉野市立東児中学校からバングラデシュ支部への支援金の贈呈等をおこないました。

2007年、東児中とガザリア・テンガッチョハイスクールとの間に連携協定を結び、両校生徒がお互いの国に対して、またお互いの学校や生徒達に興味関心を強めています。今回東児中生徒達が作製した折り紙・絵・習字・カードを贈呈し、とても喜んでいただきました。また日本語を教えて欲しいとの要望があり、簡単なあいさつを紹介しました。現地の人々の関心が高まってきていると感じました。他にも日本の七夕行事を紹介し、現地の人々と七夕飾りを作り楽しんでいただきました。

昨年提案したゴミの問題に対しては、事務所や学校にきちんとしたゴミ箱が設置され、ゴミを捨てない意識を持ってもらえたのがうれしかったです。訪問を重ね、国際支援のあり方を再考する時期にきていると感じます。本当に意味のあるそして継続できる国際協力を目指し、「AMDA玉野クラブとしての活動」という位置づけで継続できるよう努力していきたいと思っています。

バングラデシュ支部の新たなプロジェクトに、コミュニィティラジオの開設があります。地域の防災情報の提供などとても大切な情報発信の場として、同国の関係省庁から設置の許可がおりました。開設するには多大な資金が必要であることから、今後玉野クラブもこのプロジェクトの支援を中心に進めていきたいと考えています。

−AMDA玉野クラブ活動報告−

AMDA玉野クラブが4月に発足し5ヶ月が経ちました。その間の主な活動を紹介します。本クラブは地域の人々と共に主にバングラデシュを対象に国際協力支援をしていこうという目的で活動をしています。発足当初3人からのスタートでしたが、現在11人にメンバーも増え、地域の人々に活動目的、活動状況を紹介し協力していただけるよう働きかけています。

4月はAMDA本部近くで開催された「あすか健康村フェスティバル」、8月には児島でのイベントに参加しバングラデシュ・カレーを作り、出店販売しました。また8月には地元東児地区の夏祭りに参加し、来場者にパネルや写真等で本クラブの紹介をしたり、募金やバザーをおこないました。今回の募金やカレーの売り上げ等は、バングラデシュのコミュニティ・ラジオ開設への支援にしたいと思っています。皆様方のご協力よろしくお願いします。