AMDAでは、今回の大地震に対して、以下のような緊急医療支援を行っている。
1.四川省中医薬科学院(Sichuan Academy of Chinese Medicine Sciences)
5月21日、AMDA本部派遣者ヴィーラバグ調整員は、上記病院側から医師の派遣依頼状を受け取った。これを受けAMDA本部ではAMDA台湾支部と連携し、医療チーム(第3次隊:5/23-5/30)を派遣することを決定した。
【台湾支部からの派遣者】
Dr. Wang Chih-Jen 台湾出身 精神科医 男性
【AMDA本部から要請を受け、岡山大学より派遣】
汪 達紘 Dr. Wang Dahong、ワン・ダホン 医師
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 助教 医学博士 岡山在住 女性
5月22日 JR岡山駅発 22:53 のぞみ500号 新大阪着23:39
23日 関空発 9:30 CA162 中国国際航空 成都着 同日16:30
<これまでのAMDAでの活動>
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト
2.四川大学華西病院(West China Hospital)
5月19日AMDA台湾緊急医療チームは、外科医2人、看護師2人、調整員2人の計6人による医療チーム(第2次隊:5/19-5/22)を結成し、四川大学華西病院における緊急救援活動を実施した。5月19日外科医2人は整形外科手術室で、看護師2人は救急病棟でそれぞれ被災者に対する医療活動を開始した。調整員2人は今後の医療活動に向けた病院側のニーズ調査を行っている。
5月20日、AMDA外科医2人は12人の患者の処置を行なった。うち10人が傷の消毒(破片や異物の除去)、傷の治療、包帯を巻くなどの手当てだった。2人(9歳男児、30代男性)が切断手術だった。
3.徳陽市スーファン避難所
5月13日AMDA本部は広島県福山市の「日中青年交流協会(笹山徳治代表)」と連携し、四川省内在住の医師・看護師によるAMDA四川緊急医療チームを編成した。現在、外科医1人、看護師2人、調整員1人が、スーファンの避難場所となっている体育館において、診療活動を行っている。
【AMDAが中国で実施した主な事業】 いずれも開始月
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト
1996/02 中国・四川省・青海省雪害緊急救援プロジェクト
1996/03 中国雲南省大震災小学校再建プロジェクト
1996/03 中国新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト
1996/04 中国四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
1996/07 中国貴州省大洪水緊急救援プロジェクト
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郵便振替:口座番号01250-2-40709 口座名「AMDA」
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