NPO法人BERTとNPO法人AMDA連携協力協定を締結 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

NPO法人BERTとNPO法人AMDA連携協力協定を締結

特定非営利活動法人BERT(バイカー緊急災害対策チーム、本部:兵庫県神戸市)と特定非営利活動法人AMDA(アジア医師連絡協議会、本部:岡山県岡山市)は、包括的な連携のもと、災害時の医療・保健・ロジスティックの分野において連携協力し、災害支援や地域社会への貢献に寄与することを目的に標記協定を締結しました。
今後、災害時における緊急救援活動はもちろんのこと、平常時における防災啓発活動等を実施していきます。

1 経緯等

AMDAでは、東日本大震災時の救援活動において、医療要員や医療器具等の搬送・輸送にさらなる改善の必要性を感じた。
そこで、来る南海地震等、大規模災害への対応に備え、二輪車による機動性や防災知識を持ち、かつ、全国的なネットワークと組織力により、災害時においても十分な対応能力を基盤整備するBERTと連携することとした。

2 協定の内容

(1) 災害時における緊急救援活動の推進

災害時における交通渋滞や走行障害等の支障を回避しつつ、AMDAの医師・看護師や医療器具、薬品等を、BERTのバイクライダーが迅速に必要な場所に搬送・輸送するとともに、被災地域の医療ニーズの調査等を行う。

(2) 被災地の地域活動の推進

被災地においては、AMDAのニーズに応えるべく重装備バイクと機器類の整備と配置に努めると共に、BERTは独自の通信網の確保を始めとし、電源や食料品の確保も率先して推進する。

3 協定締結日

平成24年7月27日(金)

4 今後の活動

災害時にむけ、具体的な活動計画の詳細や事前訓練等を検討する。
なお、本年11月24日(土)に、三木総合防災公園(三木市志染町)で開催する防災イベント「第2回笑って遊ぼうミキランド」において、デモンストレーションを実施予定。

(問合先)
福岡賢二(BERT理事) 078−262−7715(神戸情報大学院大学内)

(参 考)
1 BERT(バート)とは

(1) 所 在 地:本部事務所: 神戸市中央区布引町2-4-10
東京事務所: 東京都目黒区目黒1-3-2-702
(2) 設立年月日:2012年3月
(3) 認証機関:内閣府認定 特定非営利活動法人
(4) 代 表 者:片山 敬済 理事長(BERT創設者)(61才)
兵庫県出身のモーターサイクル・ロードレースライダー。
東洋人ではじめてロードレース世界選手権(WGP)チャンピオンを獲得するなど、そのカリスマ的な言動から2輪愛好家に多大な影響を与える存在。東日本大震災を機に、自然災害に対処する民間ベースの『サポートシステム』の構築、グローバルスタンダード化に目覚め、そのシステムづくりに尽力している。
(5) 活動内容:2輪車の機動性や危機回避能力を活用し、災害時の情報収集や救援活動に寄与することを目的に、平時には、基盤構築や意識・知識の普及啓発を行っている。
(6) 会 員 数:355人
(7) ホームページ:http://bert-japan.org/

2 AMDAとは

(1) 所 在 地:岡山県岡山市北区伊福町3-31-1
(2) 設立年月日:    1984年8月
(3) 認証機関:岡山県認証 特定非営利活動法人
国連経済社会理事会「総合協議資格」取得2006 年
(4) 代 表 者:菅波 茂 理事長(AMDA創設者)(65才)
日本医師会 国際保健検討委員会委員、日本ペンクラブ会員。
日本人ではじめて国連ブトロス・ガーリ賞を受賞するなど、医療活動を中心とする国際的な人道支援活動で顕著な活動を行っている。
(5) 活動内容:国際的なパートナーシップのネットワークに基づいて、難民や災害被災者に対する緊急人道援助、保健衛生活動そして平和構築モデル活動を推進しており、阪神・淡路大震災や、ルワンダ内戦をはじめとする多数の災害・紛争地域に医師等を派遣。東日本大震災では6か年計画による被災地支援を継続している。
(6) 会 員 数:1,254人
(7) ホームページ:http://amda.or.jp/
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