岡山県立大学大学院「災害医療援助特論」公開講座 協力:AMDA
第9回となる今年の災害セミナーでは、AMDAの活動における被災地での鍼灸治療の実績と、被災地支援における鍼灸治療の可能性などについて考えたいと思います。皆さまふるってご参加ください。
【日時】9月15日(土) 13:15〜17:30 13時受付開始
【場所】岡山国際交流センター2F 国際会議場
【参加料】無料 ※事前の申し込みが必要です。
【全体テーマ】
「東日本大震災被災地の医療の現状と鍼灸治療の果たす役割とその可能性」
東日本大震災の被災地、岩手県上閉伊伊郡大槌町では、自らの治療院も津波に流された鍼灸師の佐々木賀奈子さんがAMDAチームとして震災直後から巡回鍼灸治療活動を実践し、現在はAMDA大槌健康サポートセンター内の鍼灸治療室に常駐し施術にあたっています。また、その実績と現地のニーズをもとに、今年から新たに石巻市在住の鍼灸師の参加を得て、宮城県石巻市雄勝町でも巡回鍼灸治療を開始しました。災害後の被災地ではそれまでの高齢社会・医療過疎といった課題が、中核医療機関の被災により、さらに顕著な課題として突きつけられたことは広く知られているとおりです。東日本被災地での医療支援活動を通して見える、被災地の医療の現状や鍼灸治療の役割、そしてその可能性について考えます。
【プログラム】
■13:15〜14:00 講師:菅波 茂(AMDAグループ代表、医師)
これまでの様々な活動の経験から、大規模災害時に必要とされる医療支援のあり方等について
■14:00〜14:50 講師:大政 朋子(AMDAプロジェクトオフィサー)
災害直後から被災地入りし、鍼灸巡回を含む様々な活動の調整業務を担ってきた調整員の視点から、AMDA大槌健康サポートセンターの役割や、心の復興支援の一助となる被災地間相互交流などについて
■14:50〜15:40 講師:佐々木 賀奈子(AMDA大槌健康サポートセンター内鍼灸院健美館、鍼灸師)
鍼灸師としてその中核を担う経験の中から、地元の医療の現状と被災者の視点また施術者の視点で、今、発信したいこと
■15:50〜17:20 講師:今井 賢治(明治国際医療大学鍼灸学部/大学院鍼灸学研究科教授鍼灸学博士)
医療支援の新しい形として、災害後の鍼灸治療の果たす役割とその可能性をAMDAとの協力事業の経験から学術的な視点も踏まえて考える
■17:20〜17:30 まとめ AMDAボランティアセンター センター長 小池 彰和
【お問い合わせ、参加申し込み】
AMDAボランティアセンター
〒700-0013 岡山市北区伊福町3-31-1
TEL086−252−7700 FAX086−252−7717
http://www.amda.or.jp
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