国際医療貢献フォーラム開催報告 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

国際医療貢献フォーラム開催報告

2013年12月14日、AMDAは、岡山県と共催で「国際医療貢献フォーラム」をメルパルク岡山を会場に開催し、会場には100人を超える方にお越しいただきました。
木幡岡山県副知事は「意見交換とともに県民の方に実態を知ってもらいたい。医療にかかわらず様々な分野で国際貢献が活性化することを願います。」との熱いメッセージとともに開会しました。


木幡副知事による開会の挨拶

シンポジストによる発表

フォーラムでは、自治体、大学、医療機関、NPO/NGO、企業の5つの部門に分かれれぞれの立場から各団体が取り組んでいる国際貢献事業や人材育成事業などについての取り組みが発表されました。


会場の様子

会場の様子

フォーラムの最後にはまとめ・講評として厚生労働省 国際課 課長補佐の高崎洋介氏より「国際保健の最新の動向」や晴れの国おかやまに期待することなどをお話しいただきました。
また、本フォーラムの座長である佐野教授より次世代の人材育成の重要性や本フォーラムによって、新たな可能性が広がることなど期待を込めたメッセージが参加者に送られました。


高氏による講評

座長・佐野教授によるまとめ

閉会の言葉としてAMDA理事長の成澤からこのような方々が岡山で活動されていることを誇りに思う。是非、本フォーラムを第1回として、来年、第2回を開催しましょう!との発言には会場から大きな拍手がわきあがりました。

発表者一覧と表題(敬称略)

【第1部 自治体医療外交】
  • 岡山県  副知事 木幡浩
    「岡山県が取り組む国際医療貢献事業」
  • 総社市 市長  片岡聡一
    「多文化共生の理念に基づく様々な先駆的取り組み」
  • 新庄村 村長  笹野寛
    「いい命はいい食から」
【第2部 大学による国際医療貢献とグローバル人材育成】
  • 岡山県立大学  保健福祉学部看護学科 学科長 教授 二宮一枝
    「ネパールとのティームティーチングによる看護教育と実践
    〜県立大学における国際化の推進を目指して」
  •  ネパール・トリブバン大学医学部小児科 助教 ラメシュワール ポカレル
    「客員教授としてのよりよい医療における相互理解と様々な内科的治療法についての経験」
  • 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 教授  土居弘幸
    「グローバル医療人材の育成」
  • 岡山大学大学院環境生命科学研究科 准教授  藤貴志
    「環境医学を通した国際貢献」
  •  岡山大学大学院社会文化科学研究科 教授 黒神直純
    「『おかやま国際塾』を立ち上げて」
  • 高知大学医学部小児思春期医学講座 助教 石原正行
    「ネパールの子どもへの医療支援」
【第3部 医療機関による国際医療貢献】
  •  岡山大学医歯薬学研究科心臓血管外科 教授 佐野俊二
    「小児心臓外科専門医の視点から国際貢献を考える −ベトナムプロジェクト」
  • 社会福祉法人恩賜財団済生会支部岡山県済生会 支部業務担当理事  岩本一壽
    「岡山県済生会の国際貢献活動」
  • 川崎医療福祉大学医療技術学部感覚矯正学科 副学科長 教授 高裕子
    「モンゴル眼科医に対する視能矯正技術の提供」
  • 独立行政法人労働者健康福祉機構岡山労災病院 院長 清水信義
    「モンゴルに於けるアスベスト関連疾患の研修」
  • 社会福祉法人旭川荘 理事長  末光茂
    「アジアでの医療福祉人材育成活動」
  • 社会医療法人財団エム・アイ・ユー麻田総合病院 理事長  麻田ヒデミ
    「日本式健診サービスの海外展開」
【第4部 NPO・NGOによる国際医療貢献】
  • 特定非営利活動法人日本・ミャンマー医療人育成支援協会 理事長  岡田茂
    「医療人材の育成と医療貢献」
  • 特定非営利活動法人歯科ネットワーク岡山から世界へ 理事長 中條新次郎
    「途上国における予防歯科概念の啓発」
  • RNN(人道援助宗教NGOネットワーク)事務局長  黒住宗道
    「岡山独自の宗教ネットワーク」
  •  岡山倉敷フィリピーノサークル 代表  大山マージョリ―
    「母国の災害時への緊急支援活動 BAYANIHAN バヤニハン」
  • AMSA(アジア医学生連絡協議会) 山梨大学医学部5年 飯尾一輝
    「医学生としてできること」
  • AMDAグループ グループ代表 菅波茂
    「AMDAの国際医療貢献 〜世界平和パートナーシップ構想の具現化へ〜 」
【第5部 岡山モデルの世界展開(岡山の知恵)】
  • 岡山県保健福祉部医療推進課 課長  則安俊昭
    「ボランティア組織の育成による健康づくり戦略」
  • 岡山経済同友会/ナカシマメディカル株式会社 代表取締役社長 中島義雄
    「アジア市場を目指して」
  • メガネの三城、専門学校ワールドオプティカルカレッジ 金子弘
    「モンゴルへの眼鏡技術支援」
【まとめ 講評】
  • 高崎洋介(厚生労働省 国際課 課長補佐)

なお、岡山県は2004年に岡山県国際貢献推進条例を全国の都道府県に先駆けて制定し、以降様々な国際貢献活動を推進しています。
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