大洋州大型サイクロン「パム」被災者に対する緊急医療支援活動 速報5 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

大洋州大型サイクロン「パム」被災者に対する緊急医療支援活動 速報5

3月24日にツバルに入ったAMDA調整員は現地協力団体のスタッフと共に、停電が繰り返される中で支援物資の運搬と分別作業を行った。
運搬方法をバイクに頼るしかないツバルでは、物資の移送も大仕事である。
その後調整員は、ツバル災害対策本部の職員、現地協力団体代表と支援物資の寄贈先を含む今後の支援方法について協議を行った。  

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支援方法の協議の結果、3月30日、ORS(経口補水液)や浄化水生成剤をはじめとする医薬品などの支援物資をツバルの保健省に寄贈することとなった。
また、災害対策本部には、各島や環礁への飲料水や食料品に充ててもらうための支援金を渡した。

環礁の多いツバルの被災地域では高潮被害により未だ飲料水や食料品のニーズが高い。
災害対策本部の代表からは感謝の言葉と、必ず被災地域へ届けるとのメッセージを頂いた。

医療支援物資に対して、「ツバルにとってとても大きな支援となります。遠い日本からわざわざツバルに足を運んでくれた支援に心より感謝しています。」とのメッセージを頂戴した。また、このAMDAの支援活動について、ツバル国営放送ラジオで紹介される予定である。  
  
 
一方、フィジーにおいて、キリバスへの支援を含め調整を行っていたAMDA看護師は、時間の制限により今回は被災地域に入らなかった。
しかし、今後も地球温暖化による海面上昇の影響で、高潮被害が頻発すると考えられる大洋州での今後の協力体制づくりを行った。

 
 
■派遣者プロフィール
大政 朋子(おおまさ ともこ):
GPSPクアラルンプール事務所長/調整員/クアラルンプール在住42歳
山崎 希(やまざき のぞみ):
GPSPインドネシア担当部長/看護師/岡山市在住 42歳

※GPSPはGlobal Partnership for Sustainable Peace
(世界平和パートナーシップ)の略称

■これまでのAMDAの大洋州での活動
1998年パプアニューギニア津波災害緊急救援
2001年パプアニューギニアASMP
2007年ソロモン諸島沖地震・津波緊急支援活動
2011年ニュージーランド地震緊急医療支援活動

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