ネパール中部地震被災者に対する緊急医療支援活動 AMDAカンボジア支部からの報告 – AMDA(アムダ)
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国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ネパール中部地震被災者に対する緊急医療支援活動 AMDAカンボジア支部からの報告

4月25日に発生したネパール中部地震の被災地支援に対して、AMDAカンボジア支部から医師1名、看護師1名がAMDA多国籍医師団として参加しました。ネパール・ヌアコットでの活動に参加したモネイ医師から活動報告が届きましたので以下に紹介します。[pagebreak]

AMDA多国籍医療ミッションに参加して

AMDAカンボジア モネイ医師

ネパール地震に対する緊急医療支援活動への参加を求める緊急連絡が、日本のAMDA本部から入ったのは5月2日のことでした。休暇中だったAMDAカンボジア支部長は、急遽旅行を中止し、カンボジアのプノンペンに戻り対応にあたりました。そして、医師として私が、看護師1名とともに被災地に行くことが決定ししました。

5月5日、ネパールの首都カトマンズに到着した私たちAMDAカンボジア医療チームは、AMDAネパールの医師らと合流し、カトマンズから100キロメートルほど離れた近郊の村で、医療活動を開始しました。2つの村で100人の患者の診察を行いました。水の供給不足、衛生環境の不十分などが原因と思われる、胃腸炎、皮膚疾患、風邪などが主な疾患でした。私たちの行った医療支援活動は、現地の人々に歓迎されました。

続く5月7日からは、AMDAインドチームも合流し、ヌアコット郡へ移動。翌日からの3日間に述べ350人の患者を診察することができました。ここでは胃腸炎や風邪症状、皮膚炎の他に、外傷や精神的な症状を訴える人々も見られました。

私が滞在できたのはたった1週間でしたが、このミッションに参加し、緊急救援にどう関わるかなど多くのことを学び、AMDAの一員として被災者に貢献できたことを誇りに思います。

我々AMDAの理念である「相互扶助」の精神が永遠に続くことを願っています。