台湾地震被災者に対する緊急医療支援活動 まとめ – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

台湾地震被災者に対する緊急医療支援活動 まとめ

台湾時間の1999年9月21日1時47分(日本時間2時47分)に、台湾中部の南投県集集鎮付近を震源としてマグニチュード7.6の地震しました。
これは、台湾で発生した地震の中で、20世紀で一番大きな地震となりました。

この地震による死者 2415人、行方不明者 29人、負傷者 11,305人という甚大な被害が発生し、人的被害だけでなく家屋の倒壊や道路などの寸断などが相次ぎました。

被害は広範囲に及ぶとの情報のもと、22日、AMDAは医師、看護師7人からなる緊急救援医療チームを派遣し、医療支援活動を実施しました。

22日に台湾に到着した医療チームは、現地協力機関のサポートの元、主に医師の手が足りない地域を5日間で6か所まわり、のべ423人の診療を行いました。
南投県救援センターでの診療を開始するとともに、26日より無医村(仁愛萬豊村)に入り診療活動を実施しました。

9月26日の早朝には、余震とみられるマグニチュード6.8の地震が発生。
活動を行っていた医療チームに被害はなかったものの、この余震によりさらに救急搬送される患者もおり、
患者の処置にあたりました。