アフガニスタン北東部・パキスタン地震被災者に対する緊急支援活動3 AMDA速報3 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

アフガニスタン北東部・パキスタン地震被災者に対する緊急支援活動3 AMDA速報3

2015年10月26日、アフガニスタン、バダクシャン(Badakhshan)州にあるヒンドゥークシュ山脈を震源にマグニチュード7.5の地震が発生し、パキスタンにも大きな被害をもたらした。国連人道問題調整事務所(UNOCHA)によると、アフガニスタンでは死者117名、負傷者544名、建物被害12,794件が報告されている(2015年12月23日現在)。パキスタン政府国家災害管理局(NDMA)によると、パキスタンでは死者280名、負傷者1,770名、建物の全半壊あわせて109,123棟の被害が報告されている(2015年12月22日現在)。地震発生のニュースを受けてすぐ、地元協力者であるAMDAアフガニスタンとパキスタンの[pagebreak]NRSP(National Rural Support Programme)に連絡を取ったAMDAは、支援の必要性があるという現地からの報告を受け、アフガニスタン北東部地震被災者支援を行うことを決定した。

パキスタンにおいては、NRSPが中心となりカイバル・パクトゥンワ(KP) 州でも特に被害の大きかった地域で現地調査を行い、174軒の家屋に大きな被害があったことが判った。そこで、AMDAはカイバル・パクトゥンワ州マルダーン(Mardan)県ファティマ(Fatima)地区において、特に家屋への被害が大きく、経済状況が厳しい4世帯を対象に建築資材を提供することを決定した。

 

NRSPと協力し、AMDAから建築資材を受け取った被災者たちは11月中旬から約1か月かけて家の修理を行った。12月末までに被災した家屋の修理を終える人もいたが、働き手不足や経済的理由でまだ修理中の家屋もある。中には、12月25日に発生した地震により修理中だった壁が再度壊れてしまった家もあった。受益者の一人は、「今回の地震により多くの経験をしましたが、自分を憐れむのではなく、神様、家族、そしてNRSPとAMDAに感謝しています。私の家族は地震の後、多くの困難に直面しました。2ヶ月間近隣の家にお世話になりましたが、支援していただいた建築資材を使って2部屋を再建し、家族で自宅に暮らせるようになりました。」

 

アフガニスタンでは、AMDAアフガニスタンが被災地の現地調査を行ったものの現地の事情により被災地での支援活動を見合わせている。今後も被災地の状況を注視していく。

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