アフガニスタン北東部・パキスタン地震被災者に対する緊急支援活動2 AMDA速報2 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

アフガニスタン北東部・パキスタン地震被災者に対する緊急支援活動2 AMDA速報2

10月26日にアフガニスタン北東部を震源にマグニチュード7.5の地震が発生し、アフガニスタン・パキスタン両国にまたがり大きな被害が発生した。国連人道問題調整事務所(UNOCHA)によると、アフガニスタンでは死者117名、負傷者544名、建物の全半壊は20,178軒(2015年11月23日時点)。パキスタンでは、死者280名、負傷者1,982名、建物の全半壊は、103,268軒(15年11月9日時点)という被害状況である。震源地はアフガニスタン北東部であるが、被害はパキスタン側に多く発生している。
アムダでは発災翌日から、アフガニスタンにおいてはAMDAアフガニスタン、パキスタンにおいては現地NGO National Rural Support Programme (NRSP)と連絡を取り合い、現地調査を開始した。
調査結果に基づき、被害の大きかったパキスタン側マルダン県ファティマ地区で家が全壊した被災世帯4軒の家を再建するための建設資材提供を行う事を決定し、現地では既に資材を購入し、建設が開始されている。[pagebreak]

<パキスタン>
以前からパキスタンでの緊急救援や保健教育活動をAMDAと協力して行っている現地NGO National Rural Support Programme(NRSP)が活動するKP州マルダン(Mardan)県、マラカンド(Malakand)県、チャルサッダ(Charsadda)県で、NRSPによる現地調査が行われ、寒さ対策から家の再建が最優先課題になっていることがわかった。そこで、AMDAではNRSPと協力して家が倒壊した4世帯4軒を再建するための建築資材を提供することを決定した。現地では建築資材を購入し、建設に着手されている。支援をするのはKP州マルダン県ファティマ(Fatima)地区。5,451世帯4万人近くが暮らす当地区は、174軒が地震による被害を受けている。

<アフガニスタン>
AMDAアフガニスタンは、発生翌日の10月27日には独自に被災状況の調査を開始。29日にはAMDA本部としても活動開始を決定。まずは、活動拠点とするカブール周辺に調査チームを派遣し、続いてパルワン[Parwan]州、パンジシール[Panjshir]州、ナンガハール[Nangarhar]州、クナール[Kunar]州へと調査範囲を広げていった。クナール州は安全上の問題があり直接被災地を訪問することはできなかったが、被災地の状況を知る人に話を聞いて被災状況を確認した。調査の結果、被災して家を失った人々は親戚の家に身を寄せていたり、冬が始まった被災地でのテント暮らしを余儀なくされていた。AMDAアフガニスタンでは活動できる状況になり次第被災者支援の動きを再開することにしている。

 

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