台南市政府へ義捐金をお届けしました – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

台南市政府へ義捐金をお届けしました

3月10日、台南市政府社会局へ義捐金をお届けしました。

実際に台南市にある被害を受けたマンションへ赴くと、がれきは全て撤去され平地になっていました。台南市民の方々は被害に遭った方々を思い、心を痛めている様子でした。また、地震発生時には大きく揺れを感じ、とても怖い思いをされたようです。地震発生直後には水も停まり、不便を強いられたそうですが、台南市政府が2月8日に立ち上げた防災対策本部の迅速な働きもあり、今は元通りの生活を送っているそうです。[pagebreak]

→こちらの写真は、マンションがあった場所の現在の様子です。がれきは全て撤去され、フェンスで囲まれています。フェンスには、地震の犠牲者となった方々への追悼のメッセージが書かれた黄色い横断幕が掲げられています。

今回台南市政府社会局に義捐金をお渡しするにあたり、AMDAから、「5年前東日本大震災が発生した時に台湾の方々にはたくさんご支援をいただきました。私たち日本人はその時の感謝の気持ちを忘れていません。今回地震が発生して、たくさんの日本人が台湾を応援したいと思い、AMDAはその方々のお気持ちを託されました。今回は日本人の気持ちを届けに来ました。」とお伝えしました。これをうけて、台南市政府の方から、「台湾人にとって良い友人である日本の皆様からあたたかいお気持ちをいただきとても嬉しいです。」そして、日本語で「友だち」、「ありがとうございます」とお言葉をいただきました。
台南市民の中にはまだ精神的ショックを受けている方も多くおられるようです。台南市民の方々の心の傷が一日も早く癒されることを願ってやみません。

本日を持ちまして台湾南部地震に対する指定ご寄付の受付を終了とさせていただきます。
皆様からお預かりいたしました温かいお気持ちを台湾の方々に届けさせていただきましたこと、ご報告いたします。

改めまして、ご支援いただいた皆様に感謝申し上げます。

AMDA 成田奈美