AMDA速報11 熊本地震被災者緊急医療支援 総社市・AMDA合同活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報11 熊本地震被災者緊急医療支援 総社市・AMDA合同活動


活動地の広安小学校(熊本県上益城郡)周辺は、地元の商店、診療所や薬局が部分的に通常営業を開始している。

25日の患者数は41名、急性呼吸器感染症の患者が15名と最も多く、次いで災害ストレス関連症状が10名であった。

AMDA医療チームは、昨日夜に災害鍼灸治療活動を開始した。車中泊で寝返りを打てない、お風呂で体を温められない、震災後の後片付け(がれきを撤去する等)による疲労などの理由から、痛みを訴える方[pagebreak]が多かった。

本日は、朝10時から夜9時まで救護所内のベッドを使用して治療は行われた。本日熊本入りした石堂鍼灸師も針治療に加わった。カーテンで仕切られプライバシーが保たれた空間で時間をかけて針治療を行うため、最初は不安な表情を浮かべていた方も診療が終わった時には「とても楽になった。腕があがるようになった」と喜んでいた。本日は14名の避難者の方が治療を受け、そのうち10名は初診であった。また、食欲不振、便秘などの消化器症状を訴える患者さんも多かった。

また、理学療法士と介護士が本格的な活動を開始した。高齢者にとっての避難所生活は身体を動かす機会が少なくなり、杖や自助具を紛失し動きたくても動けない、周囲への気遣いや我慢をしすぎるなどの理由から、日中の活動性の低下を招くことがある。そうした高齢者の活動性を維持するため、避難所内の8名の方に理学療法士がリハビリテーションを実施した。
【第10次派遣】   4月27日出発
片岡 創(かたおか そう)調整員/大阪市消防局 消防士・救急隊/大阪府在住
日時:27日 大阪 出発 熊本10時着(夜行バス)
下田 一輝(しもだ かずき)看護師
酒井 太郎(さかい たろう)医師

■4月26日までの派遣者数
医師6名、看護師11名、薬剤師2名、調整員8名、鍼灸師3名  計30名
【皆様からの募金を受け付けております】
■郵便振替:口座番号01250-2-40709
口座名「特定非営利活動法人アムダ」  通信欄に「158熊本支援」とご記入下さい
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【お問い合わせ】AMDAボランティアセンター  〒700-0013 岡山市北区伊福町3-31-1
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