AMDA速報1 スリランカ南西部 洪水被災者に対する緊急支援活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
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国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報1 スリランカ南西部 洪水被災者に対する緊急支援活動


モンスーンの影響で数日間に渡り大雨が降り、その結果スリランカ南西部では洪水や土砂崩れが発生した。同国災害管理センターによると、少なくとも169名が死亡、112名が行方不明、112,000人もの人々が避難を余儀なくされ、洪水によっておよそ50万の人々が影響を受けている。
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南部の海沿いのガルという町では、48時間で合計223ミリもの降雨量を観測、内陸にあるラトナプラでは48時間に453ミリの雨量を記録した。家や店などにはまだ3〜9メートルもの高さの水が浸かっている状況である。コロンボからマタラ(首都スリジャヤワルダナプラコッテから南に約160キロ離れた町)への高速道路は、数カ所が浸水している。

現在、警察や軍の救助隊はボートにていまだに孤立した人の救助を行ったり、氾濫した川から逃げ出したワニの攻撃の可能性について注意を呼びかけてはいるが、死亡者の数は今後も増加すると予測されている。

以上の厳しい状況に、AMDAスリランカはSt.John Ambulance of Sri Lankaと協力し、緊急救援チームを即座に派遣した。派遣先の一つであるラトナプラでは、救援活動を実施している地元の消防隊と緊密に活動を行った。また、マタラ地区にも同時にチームを派遣した。その後、AMDAが寄付した救急車に医薬品と食料を積み込み、ラトナプラへ第2次派遣を行った。

現在、最も被害の大きかったラトナプラやカルタラ地区では洪水の水もひき始めたが、ベンガル湾東側にある低気圧がサイクロン「モロ」へ強まったこともあり、再び雨が降ることが予想されている。

被害が甚大であること、また長期化が見込まれることから、AMDA本部より調整員1名の派遣を決定。6月7日の派遣に向けてフライトなど調整を進めている。
【日本からの派遣】
ニッティヤン・ヴィーラヴァーグ/調整員/オーストラリア国籍スリランカ出身/
AMDAインターナショナル事務局長/岡山市在住/48歳

 
 
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