メキシコ沖地震発災から8日目、AMDAチームは被災地3カ所での医療支援活動を継続して行った。

AMDAチームが昨日医療支援活動を行ったオアハカ州フチタン(Juchitan)内の被災地において道路脇で生活している家族に震災時の様子や現在の生活についてお話を伺ったところ、「地震が起こった日からずっと余震が続いていて、夜は道路で寝ている。中庭がある家の人たちは中庭で寝たりしており、とにかく怖くて、夜はみんな建物から出て寝ている。水道・電気・ガスの供給は一時止まったりもしたが今は特に問題ない。食品の価格も安定して[pagebreak]いる。自分が暮らしているこのエリアは被害が少なかったが、街の中心部は本当に建物被害が多い。兄が教会の牧師をしていて、そこで避難民の家族をたくさん受け入れ、毎日3食提供している。先日から支援物資が配られるようになった。」と話していた。

AMDAチームは今日も引き続き活動を行い、フチタン中心部では7名、10月8日地区(Colonia de 8 de Octubre)では17名、フィデル・ペニャ・エルナンデス地区(Fidel Pena Hernandez)では9名、計33名の被災者をメキシコ人医師とともに診療した。診療を担当した医師は、屋外で眠る生活を続けている避難者の方々に上気道感染症が増加している印象を受けた。

現地からの情報によるとAMDAが活動を行っているオアハカ州では死者数78名（全土での死者数98名）、負債者数217名、被災者数は約80万名に上っている。オアハカ州内にある29の病院が被災しており、内１病院は全壊している。現地時間14日午後0時半時点で1,997回の余震を記録した。

明日は現地でご協力いただいた方にご挨拶の上、午前中にメキシコシティに向けフチタンを出発する予定である。

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