ロヒンギャ難民医療支援活動3: 難民キャンプの現状 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

ロヒンギャ難民医療支援活動3: 難民キャンプの現状

キャンプを視察するスタッフ

ロヒンギャ難民キャンプはコックスバザール県(Cox’s Bazar District)の、ミャンマーとの国境沿いに位置し、45km離れたウキヤ地区 (Ukhia) にその主要なひとつがあります。その中のクトゥパロン(Kutupalang)難民キャンプで政府から許可を得たAMDAバングラデシュが10月22日から診療所を開設し、活動をすすめています。

キャンプのメインロードに設置された診療所で無料診療、医薬品の提供を行っており、連日100名以上の患者が訪れています。キャンプの中には6万人以上の妊婦が暮らしており、患者の中には妊婦や子供が多くいます。診療時間は9時から14時、診療スペースが限られているため人で溢れています。患者の多くは下痢、[pagebreak]アレルギー、風邪、熱、怪我、火傷などの症状を訴えています。ウキヤ地区行政によると、キャンプ全体には性感染症と皮膚疾患の患者が増加しているとの情報です。キャンプの衛生環境はとても悪く、医療も充分ではありません。

トイレの状況

テントの状況

難民キャンプのこのような状況を踏まえAMDAはAMDAバングラデシュと日本バングラデシュ友好病院と共に医療支援活動を展開しています。

診療を受ける患者

診療を受ける患者

皆様のご支援をよろしくお願いします。