AMDA速報2 フィリピン台風27号被災者に対する緊急支援活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報2 フィリピン台風27号被災者に対する緊急支援活動

台風26号に続き、クリスマス直前にフィリピンを襲った台風27号(現地名:熱帯低気圧ビンタ)による大雨の影響で同国南部ミンダナオ島にあるカガヤンデオロ(Cagayan de Oro)川は氾濫、下流にある都市カガヤンデオロは甚大な被害を受けた。25日に大統領府官房長官上級秘書であり海軍予備役であるメルカド氏と同台風の被害状況と被災地での活動について協議した結果、AMDAは被害の大きいカガヤンデオロにて食糧物資の配布を決定した。

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27日にカガヤンデオロ入りしたAMDAチームはフィリピン陸軍と合流し、食糧及び物資購入後、袋詰めをした。翌日には、フィリピン海軍、カガヤンデオロ社会福祉開発省、地元組織などと協力し、被害が大きく、あまり支援が入っていないカガヤンデオロ市内の8地区10か所に対して食糧支援を行った。昼間はほとんどの避難者が片付けで不在にしている避難所もあり、その場合には学校の避難所を運営する校長先生に配布を依頼するなどした。低地ではまだ水が引ききっていない地域もある。

台風26号、27号被災者支援活動を終えたAMDAチームは本日、帰国した。しかしながら今後も、両被災地の様子を注視していく。
フィリピン社会福祉開発省(DSWD)の発表によると1,131地区に住む約77万人が被災、11万人以上が今もなお、避難生活を余儀なくされている(12月30日時点)。

【記者会見のお知らせ】
両被災地に入ったAMDA調整員2名が、被災地での活動について報告いたします。
日時:1月5日10時00分〜
会場:AMDA本部(岡山市北区伊福町3−31−1)
*赤磐市と総社市役所からも参加予定。

■ AMDA本部からの派遣者
・山 希(やまざき のぞみ)看護師・調整員 / AMDA本部職員(クアラルンプール駐在) / 45歳
・大山 マージョリー(おおやま まーじょりー)調整員/総社市外国語指導助手/岡山倉敷フィリピーノサークル代表/フィリピン出身/45歳
・三宅 孝士(みやけ たかし)理学療法士・調整員/赤磐市役所職員(赤磐市とAMDAとの連携協力協定に基づき、2017年4月より2年間の予定でAMDA本部に出向中)/55歳

【皆様からの募金を受け付けております】
詳細はホームページをご覧ください。ご寄付指定いただいた緊急救援活動の寄付総額が、その活動の支出経費を超えた場合には、他の緊急救援活動に充当させていただくことがあります。ご了承をお願いいたします。

【お問い合わせ】
認定特定非営利活動法人AMDA 事務局
〒700-0013 岡山市北区伊福町3-31-1  TEL:086-252-7700  FAX:086-252-7717
E-mail: member@amda.or.jp  http://www.amda.or.jp