AMDA速報4 インド連邦ケララ州洪水被災者に対する緊急救援活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報4 インド連邦ケララ州洪水被災者に対する緊急救援活動

8月30日、数日前よりチェンガヌール・ロータリークラブとともに現地調査に入ったチェンガヌール町パンダナッド地区マナルトラ(Mnarthra)において、AMDAチームは食器を90世帯に配布した。調査の際、現地住民から「洪水によりほとんどの世帯で食器が流されている」との報告を受けた。地元特有の調理器具など、住民の方々と一緒に支援物資を選んだため、ニーズに合致した物資の調達と配付を行うことができた。
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地元の方とともに支援物資を購入

支援物資の食器類

プッタと呼ばれるココナツミルクと米を蒸す、
料理をつくる地元特有の調理器具も支援物資とした
(プッタ:中央の白いもの)

配布した食器を手に、炊き出し場所に並ぶ女性たち

現地メディアの報道によれば、8月30日時点でのケララ州の死者数は少なくとも483人にのぼり、行方不明者は15人、305ヶ所の避難所に計59,296人が身を寄せている。被災した農地の面積は、計57,000ヘクタールにおよび、その被害総額は同州の年間支出額を既に上回っている(ケララ州当局発表)。

今後AMDAチームは、チェンガヌール町の中心部から3、4キロの距離にあるムラクザ(Mulakuzha)村ピララセリー(Piralassery)地区にて調査を行う。計28世帯が暮らす同村では、日雇い労働者が住民の大半を占めており、土地の高さが主要道路より低いため、屋根の上まで水に浸かった家もあるという。

8月29日にAMDAインド支部よりアーユルヴェーダ医師1名、8月31日にAMDAネパール支部より調整員1名が現地入りした。今後の更なる活動について検討していく。

【AMDA本部からの派遣者】
・ 岩尾 智子(いわお ともこ)調整員・看護師(米国資格)/ AMDA本部職員/岡山市在住/34歳
・ 松永 健太郎 (まつなが けんたろう) 調整員 / 元AMDA職員 / 熊本市在住 / 32歳

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