AMDA速報4 バングラデシュ北部洪水被災者緊急支援活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報4 バングラデシュ北部洪水被災者緊急支援活動

AFADとAMDA合同チームのミーティング

昨日25日朝、AMDAバングラデシュ支部から5名とAMDA看護師2名の合同チームは、首都ダッカを出発し、車で12時間かけて、約350kmの道のりを北上した。クリグラム(Kurigram)県にある現地協力NPO AFADと合流した合同チームは、被災地のニーズ調査をもとにした支援活動の計画について話し合った。

ニーズ調査では、医療と物資、双方の必要性が高かったため、医療支援と食料を中心とした物資支援を行う予定である。活動予定地域は、クリグラム県ショドール(Sadar)郡とチルマリ(Chilmari)郡の2か所。特に、チルマリ郡がある県南部は、より洪水被害が深刻であると現地から報告があった。今回、合同チームの活動予定場所は他の民間からの支援は入っていない。[pagebreak]

未だに水が引いていない低地

AFAD代表のサイーダ氏は、「自分たちの団体も、洪水により平時の活動ができない状態が2週間続いている。AMDAバングラデシュ支部事務局長のラザック氏から連絡をもらった時には、大変嬉しかった。本当に感謝している。この辺りでは3日間雨は降っていないが、川の水位は依然として高い。今回の活動にはAFADから元職員などボランティアも一緒に参加する。」と話した。前回2012年のバングラデシュ洪水支援に参加したAMDAバングラデシュメンバーは、「今回の事態に心を痛めている。約7年ぶりの支援で限られた時間と資源を精一杯提供したい。」という言葉があった。

クリグラム県の被災地にある学校はまだ、再開していない。町の中心部にある250床の政府系病院は通常業務を行っているものの、AMDAが医療支援に入る地域に住む人は様々な理由から医療サービスへのアクセスが難しい。国連人道問題調整事務著(UNOCHA)によると、7月のモンスーンによる大雨による被災者はバングラデシュだけで400万人、避難者は約19万人となっている(7月25日時点)。

【AMDA本部からの派遣者】
・伊藤 麻友美 / 看護師 / AMDA緊急救援ネットワーク登録メンバー / 35歳
・橋本 千明 / 看護師 / AMDA本部職員 / 39歳

【街頭募金のお知らせ】

7月31日(水)午後3時から4時まで 岡山駅地下からイオンモール岡山への地下連絡通路(イオンモール岡山入口付近)にて街頭募金を行います。

【皆様からの募金を受け付けております】
■郵便振替:口座番号01250-2-40709 口座名「特定非営利活動法人アムダ」
■中国銀行 一宮支店(店番188) 普通口座 番号1347410 口座名「特定非営利活動法人アムダ」
■楽天銀行 ロック支店(店番202) 口座番号7002547 口座名「特定非営利活動法人アムダ」
■クレジットカード、PAYPALでの募金も受け付けています。詳細はホームページをご覧ください。
ご寄付指定いただいた緊急救援活動の寄付総額が、その活動の支出経費を超えた場合には、他の緊急救援活動に充当させていただくことがあります。ご了承をお願いいたします。

【お問い合わせ】 特定非営利活動法人AMDA 事務局
〒700-0013 岡山市北区伊福町3-31-1 TEL:086-252-7700 FAX:086-252-7717
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