AMDA速報4 九州北部豪雨被災者緊急支援活動 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA速報4 九州北部豪雨被災者緊急支援活動

8月31日、AMDAチーム(看護師3人、調整員1人)は大町町を管轄する杵藤保健福祉事務所、大町町と協力し、同町内の避難所で前日に引き続き避難者からの聞き取りや避難所の環境整備などを行った。

AMDAチームは今後の避難所運営に関する会議に参加。避難所運営に関係する大町町職員、佐賀県から派遣された保健師及び事務員、杵藤保健福祉事務所の保健師やそのほか支援団体と協議を行い、地元の方が安心して避難生活を送れるようサポートしながら、自立した生活を徐々に促していくという支援方針で一致。[pagebreak]AMDAは避難者からの聞き取りに加え、熊本地震(2016年)や西日本豪雨(2018年)などの避難所での支援活動経験を生かし、福祉的支援を要する方が多く避難する大町町総合福祉保健センター美郷の環境整備と、避難者の自立促進を担当することとなった。会議後、佐賀県や大町町の保健師、支援団体や同日に入ったボランティアの方々と一緒に、避難者が使用する段ボールベッドの組立と設置を実施、この日中にほぼ完了した。

また、今回の活動でご協力をいただいているさめじま病院(佐賀市)から鮫島院長と事務の方1人が同日、避難所を訪問。鮫島院長は、県内の精神科医と避難所2か所を回った。巡回中、町内のボタ山に新たな亀裂が起きたとしてサイレンが鳴り響き、避難する町民が続々と避難所にやってくる事態が発生。その混乱の中、体ががくがく震え、一時意識消失寸前だった方をAMDA看護師らが発見。医療機関での受診が必要な状態だったが、鮫島院長のご尽力により無事に医療機関を受診することができた。また、事務の方には保健センターで朝から夕方まで段ボールベッドの組立と設置を行っていただいた。
   
この日の活動について杵藤地区の保健医療調整本部に報告、AMDAチームは午後10時頃に活動を終了した。

本日1日は調整員2人がチームに合流、その後、前日に引き続き大町町内避難所の環境整備を予定している。

尚、1日朝の時点で大町町では281人が避難している(佐賀県発表)。
   

【AMDA本部からの派遣者】 *敬称略、派遣順
山田 章博 (やまだ あきひろ)調整員 / 赤磐市職員(AMDA本部に出向中) / 45歳 / 岡山市在住
橋本 千明 (はしもと ちあき)看護師 / AMDA本部職員 / 39歳 / 岡山市在住
早瀬 麻子(はやせ まこ) 看護師 / AMDA兵庫 / 48歳 / 長崎市在住
長谷 貴子(はせ たかこ) 看護師 / 元赤磐市職員 / 58歳 / 岡山県赤磐市在住(31日合流)
中野 祐也(なかの ゆうや)調整員(鍼灸師)/ 九州保健福祉大学 / 34歳 / 宮崎県延岡市在住(1日合流)
中野 侑子(なかの ゆきこ)調整員(鍼灸師)/ ゆう鍼灸院 / 30歳 / 宮崎県延岡市在住(1日合流)
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