令和元年台風15号被害で総社市、赤磐市、AMDAが合同で活動報告会 – AMDA(アムダ)
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令和元年台風15号被害で総社市、赤磐市、AMDAが合同で活動報告会

広報担当参与 今井康人

令和元年台風15号被害で、被災地の千葉県に入った総社市、赤磐市、AMDAからの派遣者は2019年9月20日、岡山市内で報道関係者を対象にした活動報告会を開きました。

出席したのは、総社市職員の河田秀則氏(危機管理室長)、赤磐市職員の武林真由美氏(保健師)、AMDAから派遣された元赤磐市職員の長谷貴子氏(看護師)、AMDA職員の岩尾智子氏(調整員・看護師)と神倉裕太郎氏(調整員)の5人。
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総社市職員4人は9月13日〜16日の4日間、君津市災害対策本部を支援。河田室長は「水、電気、通信の三つのライフラインが断絶した。特に電話やテレビが使用不能で情報が入らず、対策本部はもちろん、住民の方もかなり不安が募っているのではないか」と振り返りました。

一方、赤磐市・AMDAチームの5人は9月12日、13日に千葉県入り。君津市と南房総市の避難所でのニーズ調査や全戸訪問による安否確認、高齢者施設支援などに取り組みました。活動報告会では、被災者らに「見放されていない」という安心感を与えることが出来たとする一方で、「被災者から本音のニーズが聞けず、現状を我慢して受け入れているように感じた」と今後のメンタルケアの必要性などを指摘しました。

活動報告会には、今回保健師を派遣いただいた赤磐市より石原万輝子・健康増進課長より今回の派遣の経緯についてご説明。その後、この緊急派遣にご支援を頂いたおかやまコープ(岡山市北区奉還町)の坂本昌靖・組合員活動グループ統括も出席。「今後もAMDAとのパートナーシップの関係を大切にしたい」とのあいさつを頂きました。