AMDAは24日現在、16日から継続して宮城県丸森町立丸森小学校にて活動を行っている。また、20日に長野市の避難所での活動を終了したが、台風19号で被災した同市内の医療機関より支援要請を受け、診療再開に向け調整サポートを開始した。[pagebreak]
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▶１．宮城県チームからの活動の報告 活動場所：丸森小学校避難所（宮城県伊具郡丸森町）
▶２．長野県チームからの活動の報告 活動場所：賛育会（長野県長野市）
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１．宮城県チームからの活動の報告 活動場所：丸森小学校避難所（宮城県伊具郡丸森町）
避難所だった丸森小学校にAMDAチームが入り1週間が経った24日現在、58人の避難者のほとんどが朝6時半にラジオ体操に参加。チームや他支援団体が当初率先して実施していた清掃活動も、現在は朝8時に避難者に呼びかけ、みんなで玄関やフロア、トイレなどの掃除を行うようになった。同日、段ボールベッドに慣れない避難者に低床ベッドを差し替えるなど、不便とはいえ少しずつ避難生活も整ってきた。
AMDAチームは避難者の見守り活動をし、その内容を同避難所に入っている保健師に報告している。以前AMDA看護師が実施した口腔内環境や義歯使用状況の確認内容を保健師に報告したことがきっかけとなり、23日、避難者は県歯科医師会からの歯科往診を受けることができた。
また、AMDAは22日より同小学校に鍼灸師2人を派遣、災害鍼灸活動の可能性を考え、調査及び調整を実施。そして23日、その結果を踏まえ関係者との最終調整の末、避難者を対象とする鍼治療を決定した。午後から6人に鍼による施術を行った。肩こりなどの脛肩部痛及び四肢の痛みを訴える方が多かった。また不眠を訴える方もいた。
尚、関係者との調整により23日をもって丸森小学校での医療チームによる活動は終了し、鍼灸チームが同小学校で活動を行っていく。
■22日~23日AMDA派遣者 ＊敬称略 派遣順
岩尾 智子 （いわお ともこ）調整員・看護師（米国資格） / AMDA職員 / 35歳 / 徳島市在住
山田 章博 （やまだ あきひろ）調整員 / 赤磐市職員（AMDA本部に出向中) / 45歳 / 岡山市在住
勝木 みどり （かつき みどり）看護師 / AMDA緊急救援ネットワーク登録メンバー/ 43歳 / 東京都在住
元持 幸子 (もともち さちこ) 調整員・理学療法士 / AMDA緊急救援ネットワーク登録メンバー・NPO法人つどい / 45歳 / 岩手県大槌町在住
入江 由紀子 (いりえ ゆきこ) 介護福祉士 / AMDA緊急救援ネットワーク登録メンバー・有限会社ウェルネス・プランニング グループホーム ウェルネス東城/ 48歳 / 岡山県新見市在住
今井 賢治 （いまい けんじ）鍼灸師 / AMDA災害鍼灸ネットワーク代表世話人・帝京平成大学/ 54歳 / 東京都在住
篠原 大侑 （しのはら だいゆう）鍼灸師 / 帝京平成大学/ 23歳 / 横浜市在住
2. 長野県チームからの活動の報告 活動場所：賛育会（長野県長野市）
長野市の避難所の一つである豊野西小学校でAMDAが活動中、豊野地域にある社会福祉法人賛育会豊野事業所（以下賛育会）より建物の1階が浸水被害にあい、クリニック・施設が機能停止状態であるが、一日も早く保険診療による診療再開を希望しており、AMDAの助言を求められた。AMDAはこの要請を受け、2018年7月西日本豪雨災害時のまび記念病院支援の知見、経験を生かし、賛育会の診療再開への調整サポートを実施することを決定。20日にはAMDA調整員1人を追加派遣、翌日21日に院内関係者との協議を行い、賛育会に一部屋を借りて調整活動を開始した。同日よりチームは施設内に入り、同施設復旧のための災害対策本部の環境整備や、施設長による同施設の現状説明と今後の方針を職員に周知するサポートなどを実施。また診療再開に向け、事情説明並びに診療場所候補見学に行く院長と事務長に同行した。本日24日も院内で診療場所の候補について検討を行っている。
尚、AMDAチームの宿泊場所について、天理教信州長野分教会のご協力をいただいている。
■20日~23日 AMDA派遣者 ＊敬称略 派遣順
橋本 千明（はしもと ちあき）看護師 / AMDA職員 / 39歳 / 岡山市在住
菅原 久美子（すがはら くみこ）看護師 / AMDA緊急救援ネットワーク登録メンバー / 40歳 / 長野県松本市在住（22日より）
小路 基予子（こみち きよこ）看護師 / 地元ボランティア / 34歳 / 長野県松本市在住（21日~22日）
原田 弥生子（はらだ みおこ）調整員・薬剤師 /AMDA緊急救援ネットワーク登録メンバー / 52歳 / 兵庫県西宮市在住（23日より）
神倉 裕太郎（かみくら ゆうたろう）調整員 / AMDA職員 / 27歳 / 岡山市在住
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