新型コロナウィルス感染症の影響に対する支援活動〜AMDAフィリピン支部の活動2〜 – AMDA(アムダ)
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新型コロナウィルス感染症の影響に対する支援活動〜AMDAフィリピン支部の活動2〜

AMDAフィリピン支部から、3月23日から27日までの活動報告が届きましたのでご紹介します。

AMDAフィリピン支部は、Global Healht Pharmacy Network、ブロークンシャー大学薬学部、パーペチュアルヘルプ大学ジョネルタ財団医学部AMSA(アジア医学生連絡協議会)の学生、教職員ボランティアと協力してオンライン無料医療相談を中心に活動しています。3月26日、フィリピン保健省は、病院に患者が殺到することにより感染リスクが高まることから、インターネットなどを介した遠隔医療、特にプライマリーケアに対応する遠隔医療の役割を認める、と発表しました。活動は現在も継続して行っており、相談対応数も日々増加しています。[pagebreak]

この活動を行うことになった背景には、3月17日より4月13日まで、特にルソン地域およびセブ地域で「強化されたコミュニティ隔離措置 (Enhanced Community Quarantine)」が課されていることがあります。それに伴い、自家用車以外の交通手段がない人は医療機関へのアクセスも限られている上、普段かかっているクリニックも閉鎖している場合もあります。そのため、新型コロナウィルス感染症に直接関係ない、慢性疾患などに対する相談を多く受けています。

4月2日時点で、フィリピン国内における新型コロナウィルス陽性者は2,633人にのぼります。

電話相談を受けるボランティア医師

電話相談を受けるボランティア医師