日本アフガニスタン友好病院(2階)外観
AMDAアフガニスタン支部では、同支部長ラヒミ医師が運営する、アフガニスタンの首都カブールにある「日本アフガニスタン友好病院」に来られる患者さんを中心に、約1か月前から活動を行っています。
カブールを含むアフガニスタンの5大都市がコミュニティ隔離措置を取っており、重症者以外は医療機関への外出を禁止しています。1日平均100から150人の患者が訪れる日本アフガニスタン友好病院の患者数も60人から70人に半減しています。新型コロナウィルス感染症疑いの患者36人を最寄りの政府系病院に紹介しましたが、いずれも陰性でした。[pagebreak]
マスクなどを手渡す病院スタッフ
新型コロナウィルス感染症対策について話す
病院スタッフ
病院では、普段150から200アフガニ(約250から300円)の診察代がかかります。しかし、この期間は特別に、支払いが難しい患者には無料で診察し、市場で高騰しているマスク、石鹸、手袋を渡しています。同時に、アフガニスタン公衆衛生省より発行されているCOVID19対策の紙を病院に来る患者に渡したり、家庭でできるCOVID19に対する対策を病院スタッフより伝えるようにしています。
AMDAアフガニスタン支部長ラヒミ医師
ラヒミ支部長は、「AMDAの理念である相互扶助を実行している。必要としている人がいるなら、助けたい、援助の手を差し伸べたい、という気持ちで活動している。人の命は大切。このような時だからこそ支援するべきだと思った。」と活動への想いを話しました。
ラヒミ支部長によると、アフガニスタンでも、COVID19が784人報告されており死者は25人だということです(4月16日時点)。
配布しているアフガニスタン公衆衛生省資料の一部