新型コロナウイルス感染症の影響に対する支援活動〜AMDAフィリピン支部の活動3:ウェブセミナーを開始〜 – AMDA(アムダ)
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新型コロナウイルス感染症の影響に対する支援活動〜AMDAフィリピン支部の活動3:ウェブセミナーを開始〜

第1回ウェブセミナー
「遠隔医療(オンライン診療)」

「バヤニハン(タガログ語で相互扶助)ウェブセミナー」が5回シリーズで始まりました。これは、AMDAフィリピン支部がAMSAフィリピンをはじめ地元の団体*と協力して行うもので、5月30日から毎週土曜日に行います。

5月30日に行われた初回のセミナーは、新型コロナウイルス感染症により、以前にも増して話題になることが多くなった「遠隔医療(オンライン診療)について知っておくべきこと」がテーマでした。最初に、AMDAフィリピン支部メンバーで産業医でもあるユージン・マカリンガ医師が主に医療者向けに講演しました。その後、外科医でありオンライン診療を既に実施しているホセ・パオロ・ポルシウンクラ医師もまじえたディスカッションと参加者からの質疑応答も行われました。参加者からの質問も、患者情報などの取り扱いに関する課題、「オンライン診療」で出来ること・できないこと、オンライン診療での[pagebreak]患者と医療者の関係についてなど、多岐に渡りました。

説明するマカリンガ医師

司会をするAMDAフィリピン副支部長ダヴィロ医師

今回はオンライン会議アプリを用いて直接セミナーに参加した82人に加え、セミナーのライブ配信を視聴した30人、計112人にご参加いただきました。参加者からは、「ジレンマはあるものの、オンライン診療は治療を必要とする人々のニーズに対応できる新たな可能性を持っていることを学んだ。21世紀とその後も続くであろうデジタル時代に医療を受けられない人達への補完的役割を果たすことだろう。」「このセミナーを通して、患者を診察する別の手段があることに気づかされた。また、オンライン診療では、まずどのように患者のアセスメントや管理をしていくかが見えてきた。もちろん対面で行う診療も重要なのは変わりない。なぜなら打診、触診や聴診、検査が必要な所見も診られるからだ。適切な活用がされれば、私はオンライン診療は革新的だと思った。(一部抜粋)」という感想もいただきました。

 

ウェブセミナー参加者

セミナーを聴く参加者

次回のウェブセミナーは「新たな基準に従って安全な職場にするには」についてです。

  • 日時:6月6日(土)午前10:00(フィリピン時間、日本時間では同日午前11:00)から1時間程度を予定しています。
  • 定員:100名
  • 参加費:無料

興味のある方は是非、以下のリンクから事前登録の上、ご参加ください。英語で行われ、日本語の通訳は入りません。予めご了承ください。→https://tinyurl.com/BWSRegForm2
ご登録いただいたメールアドレスにZoomのリンクとその他重要事項をお送りいたします。

*地元協力団体*
Philippine College of Occupational Medicine, Inc.
Perpetual Help Medical Center Binan
San Pedro College, San Pedro College Pharmacy Department
Clinical Pharmacy Support Group in the Philippines
Brokenshire College Pharmacy Department
Global Health Pharmacy in Asia
Tagum Doctors College, Inc.
Catanduanes Doctors Hospital, Inc.
Center for Pharmacy Practice, Research and Policy in Asia
St. Alexius College
Holy Child College of Information Technology,Inc.
Tagum Doctors Hospital, Inc.
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