AMDA各支部からの報告6:インドネシアにおける新型コロナウィルスの状況 – AMDA(アムダ)
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国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDA各支部からの報告6:インドネシアにおける新型コロナウィルスの状況

今月、AMDA本部では、世界各国における新型コロナウィルスの状況を把握するため、各支部に対してアンケート調査を行っています。回答のあった支部から順に調査結果を随時掲載していきます。

  • 支部名:インドネシア支部
  • 記入日: 2020年9月7日
  • 国内の累計感染者数: 177,571
  • 現在の感染者数: 2,775
  • 死者数: 7,505
  • 回復者数: 128,057

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AMDAインドネシア
タンラ支部長

設問1:ロックダウンや規制など政府の対応について

インドネシア政府は*『PSBB』と題した大規模なソーシャルディスタンスの取り組みを実施している。学校の閉鎖、職場におけるテレワークの推奨、宗教活動に関する制限、公共の場における活動の制限、社会的・文化的活動の制限が含まれ、また交通機関も規制の対象となっている。(*ジャカルタ首都特別州、バンテン州、西ジャワ州等で行われている大規模社会制限)

 

設問2:自国における医療システムの対応は?

最初に行われるのが感染者のスクリーニングと感染経路の追跡である。発熱や咳、呼吸困難など器官系の疾病が疑われる症状がある場合(肺炎を含む)、ラピッドテストやスワブテストなどを実施することで対応している。

 

今年7月、南スラウェシ州マサンバを襲った
鉄砲水災害の際にも
医療機関に個人防護具や消毒液を寄付

設問3:コロナに関する支部の活動および今後の予定

コロナの感染リスクを減らすため、インドネシア支部では以下のような活動を行っている。
1. 市民に対しコロナに関する啓発教育を行い、次のことを厳守するよう呼びかけている。
-常にマスクを着用すること
-石鹸と水で頻繁に手洗いをし、アルコール消毒を行うこと
-公共の場でソーシャルディスタンスを保つこと
2. 病院を訪れる外来患者に対し、入り口でスクリーニングを行うこと