AMDA中学高校生会と黒潮町中学生・高校生の交流事業(2021/10発行ジャーナル秋号) – AMDA(アムダ)
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AMDA中学高校生会と黒潮町中学生・高校生の交流事業(2021/10発行ジャーナル秋号)

AMDAボランティアセンター事務局長 竹谷 和子
 
今年度5回目となる黒潮町中学生・高校生との災害・防災についての交流会を令和3年8月24日、行いました。新型コロナウイルス感染対策で今年度も交流会はオンラインでつなぎ、黒潮町からは佐賀中学校、大方中学校、大方高校3校の14名の生徒さんとAMDA中学高校生会(以下中高生会)から7名、またAMDA緊急救援ネットワーク登録鍼灸師の林篤志先生、AMDA学生会リーダー常原拓真さん(中高生会OB)にも参加していただきました。

 

開会行事後、宮城県気仙沼市から坂本正人さん(AMDA参与・気仙沼市南町紫神社前商店街事務局長)に10年前に、起こった東日本大震災時の様子について、当時の様子やこれまでの復興の様子について、ご講演をいただきました。その後、中高生会から今までの黒潮町との交流の様子や、中学生や高校生ができる防災について発表しました。また黒潮町3校からもそれぞれ防災活動の取り組みの発表があり、大方高校からは実際に活用している自作のHUG(避難所運営ゲーム)をご紹介いただき、災害時に備えるのに参考になりました。参加者からの感想の一部を紹介します。

◇高知県立大方高校
「佐賀中学校の発表で、防災ソングを作る取り組みがとても良いと思いました。今日教わったことを、これからの地域学(防災活動を中心とした学校設定科目)の授業に役立てていきたいと思いました」

◇黒潮町立大方中学校
「防災に対するみんなの考えが主体的で思い切りのあるものだったので、自分たちも意識を変えていき、自分たちの町を自分たちの力で守れるようなことをしていきたいと思いました」

◇黒潮町立佐賀中学校
「AMDAや他の学校で、どのような取り組みがされているか知ることができてよかったです。様々な自然災害に備えて活動されていてすごいと思いました」

◇AMDA中学高校生会
「交流で自分たちが一緒に学ぶことを目指した。HUGなどを通して話し合うことも大事。防災意識が違う中、黒潮町の学校は学校全体で前向きに取り組んでおられる。自分たちも取り入れたいです」