岡山県立大学大学院「災害医療援助特論」に講師を派遣(2021/7発行ジャーナル夏号) – AMDA(アムダ)
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岡山県立大学大学院「災害医療援助特論」に講師を派遣(2021/7発行ジャーナル夏号)

AMDAスタッフ 湯川 綾
 
AMDAは、岡山県立大学大学院(岡山県総社市)の「災害医療援助特論」に毎年講師を派遣しています。今年はコロナ禍のためオンライン講義となり、AMDA職員に加えAMDAと協力関係を持つ医療・福祉・教育など幅広い分野から11名を派遣しました。

このうち3名の講義は、公開講座として相生市看護専門学校(兵庫県相生市)や朝日医療大学校(岡山県岡山市)など4校と共有されました。
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近年、災害時に被災地を支える支援者は、医師や看護師のみにとどまらず、栄養士や心理士、鍼灸師などが参加することも増えてきており、各職種が連携しながら支援活動にあたっています。

AMDA職員・AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム合同対策本部 本部長大西 彰の講義では、「AMDAが取り組んでいる南海トラフ災害対応プラットフォーム」と題し、「『発災後対応』から『事前備蓄+事前交流』へ」という考え方から、四国を中心に16の自治体とあらかじめ協定を結び、有事には可能な限り素早く対応できる体制づくりに取り組んでいることな 岡山県立大学大学院「災害医療援助特論」に講師を派遣どを紹介しました。

その他の講義でも、AMDAの相互扶助の精神など支援を提供する際に重視している原則や、各々の職種別の関わり方について、また実際の経験に基づいた気づきなどが解説され、受講者は、多くの質問が出るなど熱心に受講する姿勢がうかがえました。