9月8・10・11日の3日間で、今年度の岡山県立大学大学院「災害医療援助特論」集中講義が完了しました。この講座はオムニバス形式による講義で2002年から16年続くものです。保健福祉学研究科の看護学、保健福祉学、栄養学専攻の大学院生が対象です。3日間のうち1日を県立大学主催・AMDA協力で公開講座「災害セミナー」として今年で14回目になりました。4年前からは相生市看護専門学校の災害看護の授業の一部として看護学生約40人も参加されています。
講師陣は、初回からご講義いただいているRNN(人道援助宗教NGOネットワーク)事務局長で黒住教副教主の黒住宗道先生を始め、毎年多彩な講師の先生がそれぞれのご専門から様々な視点で国内外の災害に纏わるご講義をくださいます。院生の方々には初めて触れる現場の具体的な話題が多く、刺激を受け自分の専門分野で災害時に何ができるか考えていきたいという感想が多く寄せられています。16年続くこの講座はとてもユニークなものではないかと思っています。
今年の集中講義では篠原隆史講師による避難所運営ゲーム(HUG)模擬体験も初めて登場しました。