第12回災害セミナー 熱帯感染症と緊急医療支援活動 開催報告 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

第12回災害セミナー 熱帯感染症と緊急医療支援活動 開催報告

8月29日岡山国際交流センター2Fの国際会議場を会場に第12回目となる岡山県立大学大学院「災害医療援助特論」公開講座として災害セミナーを開催しました。このセミナーは毎年岡山県立大学とAMDAが共同開催しているセミナーで今年で12回目になります。本年は熱帯感染症と緊急医療支援活動について様々な立場の方に御登壇いただきました。開会にあたり岡山県立大学大学院保健福祉学研究科長の高橋吉孝先生から開会に向けた一言を頂きました。

最初に、長崎大学教授 熱帯医学研究所国際保健分野主任 山本太郎先生より熱帯感染症のメカニズムと緊急医療支援活動の実践について語られました。山本太郎先生は2010年ハイチ首都大地震とそれに続くコレラ発生への緊急医療支援、翌年の東日本大震災、本年ネパール大地震緊急医療支援でAMDA医療チームに同行し現地で活動いたしました。

















さらに、AMDA GPSP(世界平和パートナシップ)推進戦略国内災害担当部長 山崎希からAMDAの理念から実践するネパール地震緊急医療支援と復興支援活動についてお話しいたしました。山崎希はこの春発災したネパール大地震の医療支援の為、約2週間にわたって現地で活動いたしました。

また、6月下旬に台湾のイベント会場で発生したカラーパウダーの引火爆発で約500人が火傷を負った事故で大規模熱傷被災者の為の医療支援活動で日本医師会とAMDA合同調査を受け日本医師会から台湾に派遣されたチームの中の唯一女性医師である山田祥子先生より被災者対応の現場からのお話を頂きました。この日は一般参加を含む約90人の聴講者が訪れ登壇者の講義を聞きました。