東日本大震災の復興支援事業としてAMDAは華蔵寺(岡山県美咲町)と合同で2012年から支援プログラムを実施しています。
この合同支援プログラムの一つとして、2014年11月22日、23日の2日間をかけて「高野山歩き遍路(企画:華蔵寺)」に岩手県大槌町のAMDA大槌クラブのメンバーと,AMDAスタッフが参加して東北への祈りをささげ、参加者との交流後深める事が出来ました。
これまでのAMDA・華蔵寺合同プログラムとしては、第1回には2012年7月に、岩手県大槌町から高校生、宗教者ら5人を岡山に招へいし岡山での交流事業や勉強会などを行いました。また、第2回としては2013年10月に華蔵寺ご住職を含む宗教者7人が大槌町ほか被災地を訪れ、継続的な支援のメッセージを届けたほか、被災地の宗教施設を訪れるなどの交流をすることができました。
第3回目となる本年は、岩手県大槌町から2名と岡山からの参加者約40名が高野山のふもとである九度山・慈尊院から高野山・大門までの23キロを高野山町石道を7時間かけ登りました。また夜には、参加者で写経等も行いました。
7時間かけて高野山へ | 写経の様子 |
翌日は宿坊光明院にて朝勤行後、奥ノ院への参拝(水行も含め)、記念植樹をおこないました。午後からは第10回「世界遺産高野山町石道 歩き遍路」記念「褒賞状 授与式」が高野山真言宗総本山金剛峯寺で行われました。AMDAは「心の修養」の大切さを認め意義深い活動が、華蔵時様共にできたことに対して、高野山真言宗館長様より褒賞状と記念品を賜りました。
植樹の様子 | 褒賞状授与式の様子 |
またその席で華蔵寺様より東日本大震災慰霊復興支援合同事業として、ご寄付をいただきました。
最後に今回の参加者代表として岩手県大槌町から参加した、AMDA大槌クラブの松原氏から、招へいに対するお礼とともに、長きにわたり被災地を思って下さる皆様への感謝の思いや、現在の大槌町の様子などをお話しいただきました。
これらの交流を通じて、参加者同士、「喜びの共有」をすることができました。