第11回災害セミナー-南海トラフ災害対応を考える-実施報告 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

第11回災害セミナー-南海トラフ災害対応を考える-実施報告

8月30日、岡山国際交流センター2Fの国際会議場を会場に第11回目となる岡山県立大学大学院「災害医療援助特論」災害セミナーを開催しました。

今後起こりうる南海トラフ地震に向けて様々な立場の方に御登壇いただきました。

開会にあたり岡山県立大学大学院保健福祉学研究科長の高橋先生から開会に向けた一言を頂きました。

続いて、AMDAグループ代表・菅波茂による南海トラフへの備えと題して、想定される南海トラフ地震に対しての事前の取り組としてネットワークの構築が急務であることが語られました。

さらに、岡山県立大学副理事長の阿部様より東日本大震災での活動を教訓とした南海トラフへの備えとして
岡山県立大学のロジスティックセンターとしての可能性をお話し下さいました。

丸亀市の瀬戸検診クリニックの麻田所長からは福島での検診車での活躍のほか災害時における検診車の果たす役割と可能性、今後に向けた連携についてお話を頂きました。












徳島県のさくら診療所理事長 吉田院長からは、ご自分のNPOとして活動されていることから東日本大震災での活動、それを通じて南海トラフ地震で想定される状況や、それに対する取り組み、日頃から顔を合わせてのネットワーク構築の重要性をお話しいただきました。

また徳島県のホウエツ病院理事長 林院長からは、徳島県の置かれている医療状況やホウエツ病院としての取り組み、南海トラフに向けたヘリコプターを使った訓練参加の様子などをお話しいただきました。

徳島県美波町消防防災課長 橋本様、徳島県美波町由岐支所産業振興課 浜様からは、南海トラフ地震を想定した地域で取り組んでおられるユニークな取り組み「事前復興準備」という考え方と実践について、課題なども踏まえてお話を頂きました。

総社市長 片岡様からは、災害時の官民連携と南海トラフの備えとして、これまでの災害時の活動を例に挙げながら市としての取り組み、市民の意識、リーダーの重要性などお話しいただきました。

丸亀市長 梶様からは、四国国内での南海トラフへの備えとして、四国の置かれる現状や南海トラフ地震が来た場合におかれる状況、今回の連携協定に期待することなどについてお話しいただきました。

















最後に参加者によるディスカッションが行われ、今後のネットワークの強化や事前の準備の必要性、日本だけに限らず国外にの目をむけたネットワークについても話合われました。