東日本大震災・活動の様子17 スポーツ交流プロジェクトのご報告 – AMDA(アムダ)
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特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

東日本大震災・活動の様子17 スポーツ交流プロジェクトのご報告

AMDAが東日本大震災の復興支援事業の一つとして企画をしていた「スポーツ親善交流事業」が大成功で終了しました。

8月2日に、岩手県釜石中学校、岩手県大槌中学校、宮城県志津川中学校のサッカー部の学生と引率の先生52名が岡山に到着。
宿泊場所となる黒住教神道山宿泊施設で、宗教を越えた祈りの会「絆ミーティング」の開催とともに、歓迎式を行いました。


RNNによる祈りの会

絆ミーティング:慰霊祭

神道山にて東日本の学生たちと

各中学校の代表生徒には岡山市内の中学生による手作りのキーホルダーが手渡されました。

2日目(8月3日)はAMDA東日本大震災で電気自動車や炊き出しなど、さまざまな協力をいただいた総社市の協力のもと、総社北公園グラウンドにてサッカーの試合を開催しました。
晴れの国おかやまらしく、快晴の空のもと元気な声が飛び交いました。


開会式の様子

開会式にて片岡市長よりタペストリーの贈呈

総社東中学生よりメッセージTシャツの寄贈

白熱した試合の様子

学校対抗の交流試合

贈呈された千羽鶴と一緒に応援



参加した岩手県釜石中学校、岩手県大槌中学校、宮城県志津川中学校、岡山県総社東中学校、岡山県香和中学校、岡山県吉備中学校のそれぞれ、学校対抗の試合を行いました。

試合終了後、招へいされた生徒たちは、総社東中学校の生徒の家でホームステイを体験しました。

3日目(8月4日)は岡山県営グラウンド補助陸上競技場にてサッカーの交流試合を開催。この日は、昨日の6校に加え宇野中学校からの学生が参加し、学校対抗ではなく、混合チームで試合を開催しました。

ファジアーノ岡山のコーチの指導により、楽しい準備運動を実施。学校を越えた交流に緊張気味だった中学生らも、体を動かしながら交流することですぐに笑顔になっていました。 


開会式の様子

学生の代表者による宣誓

ファジアーノコーチの指導で準備運動

先生と本日の作戦会議

混合チームで今から試合

混合チームで試合前の気合いを入れる

混合チームで白熱した試合

混合チームで白熱した試合

各チームでチーム写真を撮影

住所の交換をする子どもたち

おかやまコープさんより記念品の贈呈

市内の中学生よりメッセージボールを贈呈

全員で記念撮影

 試合も2日目となり、ホームステイなどもあったおかげで、閉会式終了後は、学校を越えて交流をする学生らの様子も見られました。

4日目(8月5日)は広島への平和研修を行いました。
短い滞在でしたが、資料館を回った生徒からは「被災した町が、被災後の自分たちの街と似ていて驚いた。これから自分たちが復興を支えていきたい」と話してくれました。
 


語り部さんから話を聞く学生

原爆資料館を見学する学生

5日目(8月6日)は阪神淡路大震災から復興した神戸の街を散策し、伊丹空港より帰路につきました。


神戸の街を見学する学生

神戸の街を見学する学生

最後に参加した志津川中学校の生徒よりAMDAに宛てた寄せ書きをいただいたのでここで紹介します。

中には心温まるたくさんのメッセージが寄せられていました。

これは、AMDAを通じてスポーツ交流事業をご支援いただいたご支援者の皆様にも宛てられたメッセージです。
招へいした中学生を通じて、今後の東北の復興がますます盛り上がっていくことと思います。