サラスワティ・シス・ニケタン学校(インド・ブッダガヤ)への教育支援 – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

サラスワティ・シス・ニケタン学校(インド・ブッダガヤ)への教育支援

インド担当 アルチャナ ジョシ


AMDA は、昨年よりEDLTWS( Ecoles de la Terre Welfare Society)エコラス・デ・ラ・テラ福祉団(本部:スイス ジュネーブ)附属のブッダガヤにある学校に教科書の支援などを行っています。エコラス・デ・ラ・テラ福祉団体の本部はインドで行われている活動に対して経済的な支援をしてきました。しかし、2020年に新型コロナウイルス感染拡大の影響により世界的に経済活動自体が縮小、雇用や所得が減少したため、世界中の非営利活動法人が資金調達という重要な問題に直面しています。エコラス・デ・ラ・テラ福祉団体ジュネーブも同じ課題に直面し、今まで通り経済的な支援を続けるのは難しく、学校の職員や教師の給与やほかの維持管理費用を支援していますが、生徒への文房具や教科書などの支援調達はできないのが現状です。

そこで、同団体のブッダガヤ支部の事務局長のラゼッシュさんからAMDAへ支援の依頼がありました。AMDAと日本インド友好医療センタートはブッダガヤにあるサラスワティ・シス・ニケタン学校で勉強している生徒へ教科書や文房具を支援することにしました。

2023年4月にAMDA ピースクリニックのスタッフも参加し、サラスワティ・シス・ニケタン学校で勉強している392人の生徒に教科書、文房具、カバンの贈呈式を行いました。事務局長のラゼッシュ氏から、「今回のAMDAからのご支援、本当に助かりましたありがとうございました。この学校で勉強している生徒たちのほとんどが貧しい家庭の子供たちなので教科書、文房具などを購入できず困っていました。生徒たちもとても喜んでおり、今後も一所懸命に勉強に励んでくれると信じています。ご支援をしてただ来ましたAMDA の皆様に心より感謝申し上げます。」と感謝の気持ちを話されていました。また、生徒さんからも以下のコメントをいただきました。

*アリーシャさん、中学校1年生、「昨年もAMDAの支援で教科書や文房具をいただきました。今年はカバンもいただき通学にとても便利です。心より感謝申し上げます。」
*アヌバフさん、中学校2年生、「この度は教科書、文房具、カバンをいただき、ありがとうございます。生徒全員が感謝しています。我々はとても貧しい家庭で育っており、AMDAからの支援がなければ勉強に必要な教科書などを購入できないため、学校の勉強を続けることができなかったと思います。ご支援をいただいたおかげで勉学に励むことができました。学校の代表としてAMDA の皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。」

AMDA が学校に支援したことは現地の新聞やテレビで「AMDA の支援で生徒さんが大喜び」と報道されました。

以下は現地新聞の一部です。