​ブッダガヤの『お年寄りの家』(2023年1月~7月) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

​ブッダガヤの『お年寄りの家』(2023年1月~7月)

インド担当 アルチャナ ジョシ


AMDAは、AMDAピースクリニックの元スタッフのヴェーダ氏が運営する「お年寄りの家」を支援しています。現在15人の方々がお年寄りの家に住んでいます。昨年はこのお年寄りの家に1年分のお米とともに、牛1頭と子牛2頭、ニワトリ20羽、アヒル5羽を支援しました。引き続き、今年の2月に牛1頭と子牛2頭を支援しました。

昨年支援をしたニワトリ、アヒルは放し飼いのため猫などに食べられてしまいました。残りのニワトリやアヒルは極端に寒い冬と酷暑を乗り切れなかったため調理され、お年寄りの方々に配りました。


また、現地の方からも牛を寄付していただいたので、現在は4頭の牛と6頭の子牛になりました。2頭の牛は妊娠中。別の2頭の牛からは、20リッターから25リットルの牛乳を収集でき、その中から、毎日2リットルの牛乳はお年寄りの方々に提供されています。残りの牛乳は近くの市場で販売。売上金は生活用品、薬代などに使用しています。

ヴェーダ氏から「今年は牛が増え、牛小屋を必要だと思っていたところ、ある家族から牛小屋のトタン板を寄付され、商人の方から木材やほかの機材をいただき、専門の方にお願いし牛小屋を建設しました。夜は鍵をできるようになったので泥棒にとられる心配もなく、日中も、厳しい暑さから牛を守れて本当に助かっています。今後、もう少し牛を増やし、年寄りの家の運営は寄付金だけに頼らず、自分たちで運営できるようにしたいです。」と話しました。

お年寄りの方からは、牛に餌をやったり、マッサージをしてあげたりすることが気分転換になっていると話をされました。また、毎日牛乳が食事と一緒に提供されるのでとても嬉しい、新鮮な牛乳は美味しです、と笑顔で話をされています。AMDA は引き続き年寄りの家を支援する予定です。