西のジュネーブ、東の岡山〜国際医療貢献プラットフォーム – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

西のジュネーブ、東の岡山〜国際医療貢献プラットフォーム


先月7日。岡山市内のホテルで岡山大学大学院心臓血管外科の佐野俊二教授(国際医療貢献フォーラム世話人代表)が昨年受賞された、フィリピン・グシ記念平和賞とベトナム保健大臣表彰受賞の祝賀会が行われた。

発起人は逢沢一郎衆院議員(代表世話人)、永井良三自治医科大学長、千葉喬三元岡山大学長、川誠二川崎学園理事長、岡田茂元岡大医学部長、赤木忠厚元岡山大医学部長、岩本一壽岡山県済生会支部長、佐藤利雄岡山医療センター院長、末光茂旭川荘理事長、間野正之岡山大第二外科・心臓血管外科同門会会長、三好新一郎岡山大呼吸器・乳腺内分泌外科教授、黒住宗道黒住教副教主、岡彬岡山商工会議所会頭、中島基善ナカシマホールディングス社長、松田久両備ホールディングス社長と筆者。なお、国会議員の参加は代理も含めて逢沢氏、片山虎之助氏、山下貴司氏、橋本岳氏、阿部俊子氏、谷合正明氏、柚木道義氏、井崇志氏。産官学金政の250人以上となった。

第一部は岡田茂氏(国際医療貢献フォーラム世話人)が開会のあいさつ。各界からの祝辞が続いた。足羽憲治岡山県副知事。逢沢氏。マリア・テレサ・レ・タギャンフィリピン総領事とファン・バン・インベトナム大使館副領事。山本尚子厚生労働省大臣官房審議官と寺門成真文部科学省高等教育局医学教育課長。世話人一同と山下氏。花束が逢沢氏から佐野教授に、永井氏から奥様に贈られた。祝辞に応えて佐野教授があいさつ。第二部は大原謙一郎大原記念倉敷中央医療機構理事長の乾杯で始まった食事と映像の懇親会。第三部は佐野教授と永井氏、大原氏のビッグな3者鼎談が、「岡山・日本から世界へ医療貢献の発信」のテーマであり、最後に、佐野教授の心臓血管外科の新井禎彦講師による決意表明で閉会した。

岡山から世界への医療貢献は、1994年から始まった「西のジュネーブ、東の岡山〜国際貢献NGOサミット」の12年間が原点である。岡山県、岡山市そして倉敷市などが支援。緊急人道支援、宗教そして教育ネットワークが成果として続いている。更に、ベトナムでは佐野教授、岡山済生会グループ。IHDはベトナム人らの介護人材育成を担う。ミャンマーでは岡田氏の日本・ミャンマー医療人育成支援協会、AMDA-MINDS、青山興司氏の小児外科ミッション活動。

インドネシアでは岡山県立大、AMDA Food Program・新庄村。中国ではOG技研や瀬戸検診クリニック。ネパールでは岡山県立大、AMDA-MINDS。アフリカと中南米でAMDA- MINDS。AMDAと連携する災害支援条例を飯泉嘉門徳島県知事と片岡聡一総社市長が制定した。AMDAと岡山大はグローバル人材育成事業に取り組む。世界各国31ケ国に支部を持つAMDA Internationalを核とする世界平和パートナーシップ(GPSP)のネットワークをアジアに拡充する。加えて、岡山県の優秀な企業がアジア各国に進出。等々。

3年間行われた「国際医療貢献フォーラム」から産官学金政連携を基軸にした「国際医療貢献プラットフォーム」に昇華させることにより教育、技術そして人道支援に加えてミッション産業育成も考えたい。原点である「西のジュネーブ、東の岡山」構想はジュネーブとの接点を強化する時が来ている。皆様のご理解とご支援をお願いできれば望外の喜びである。