熊本豪雨緊急支援活動 ー ご協力者関係者のコメント(2020/10発行ジャーナル秋号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

熊本豪雨緊急支援活動 ー ご協力者関係者のコメント(2020/10発行ジャーナル秋号)

◇熊本県人吉保健所 所長 劔 陽子先生


この度は、発災後早期より多大なるご支援を頂き、ありがとうございました。災害時には、様々なポリシーを持つ支援団体が入ってきますが、それぞれが、バラバラに活動をされると、収拾がつかなくなります。AMDAさんには度々保健所に寄って下さるなど、地域の仕組みを尊重した活動をしていただけました。当然のことのようですが、これがなかなか難しく、災害支援経験が豊富な団体だからこそだと思います。

最初は、人吉市内の避難所等の支援をして頂いていましたが、その後、人吉市や球磨村ほどの規模ではないものの、住家被害も大きく、多くの住民が避難していた相良村の支援に入っていただきました。報道では被災の程度が大きいところばかりに注目が行きますので、相良村のようなところはとてもきつい思いをしているのにも関わらず、見過ごされがちです。保健所もなかなか手が回らない中、AMDAさんが親身に村の保健師さんに寄り添い、保健活動を進めるお手伝いをして下さいました。本当に感謝しています。

実は、私も1997年にAMDAよりバングラデシュのサイクロン被害支援活動、ミャンマーでの保健活動に派遣して頂きました。その時の経験が、その後の私の公衆衛生人生の大きな礎となっています。今後のAMDAの益々のご発展をお祈り申し上げます。

◇小規模多機能型居宅介護事業所「菜の花」 施設長 永尾 潤也様


この度は、令和2年7月熊本県豪雨災害被災地の当施設に、多くの物資の支援を頂きまして、誠にありがとうございます。

お送りして頂きましたガーゼ、包帯、テープ、座布団、スリッパ、消毒液、手袋、ビニールエプロン、下着類、介護用の靴は被災された方々にご利用させて頂き、被災者の方々が大変喜ばれておられます。

当施設は、早急に復旧作業を行い8月に営業を再開したものの、被災され家や衣類などを失い認知症をお持ちで避難所での集団生活が難しい行き場のない方々が頼って来られている状況です。

そのような中、今回ご支援して頂いた物資が非常に役立っております。 被災して物資を入手するのは大変困難になっていきます。また物が売ってあっても被災され金銭的に余裕がない方は購入が難しい現状です。そのような中、ご支援頂いたおかげで、そういった方が非常に助かっておられます。これもひとえにAMDA様のご尽力の賜物と、御礼申し上げます。

◇相良村教育長緒方医院 緒方俊一郎先生


被災者の家庭訪問への手が足りていない状況の中、保健師の仕事をサポートして頂き、大変助かりました。また、人吉にも鍼灸師や柔道整復師の方が入って下さり、住民の方もとても喜ばれていました。ありがとうございました。

令和2年7月豪雨(熊本県球磨地方)被災者緊急支援活動でご支援頂いた支援団体のご紹介


*スペースの都合上、その他ご支援者様につきましては次ページの名簿に記載させていただいております。ご支援頂きありがとうございました。