岡山県国際貢献ローカル・トゥ・ローカル事業 ようこそ外国人研修生(2020/1発行ジャーナル冬号) – AMDA(アムダ)
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国連経済社会理事会総合協議資格NGO

岡山県国際貢献ローカル・トゥ・ローカル事業 ようこそ外国人研修生(2020/1発行ジャーナル冬号)

 

アユシ エンフ アマルさん(モンゴル国立医科大学内視鏡医)

AMDA理事 難波 妙

8月23日から11月27日までの約3か月にわたり、岡山済生会総合病院で実施された内視鏡技術研修が終了。同病院の内科主任医長伊藤守先生のご指導の下、多くの症例を通して様々な内視鏡技術の専門的研修を受けました。

神戸で開催された第98回日本消化器内視鏡学会総会に出席する機会にも恵まれました。伊藤先生からは、内視鏡技術を今後母国でどう活かすかについてはまだまだ研鑽が必要ですが、基本的な技術と知識については合格点をいただきました。

アマル医師は、今回の経験を日本のODAで建設された大学病院で活かしていきたいと抱負を抱いて帰国しました。ご協力をいただいた、岡山県、(一財)岡山県国際交流協会に心からの感謝を申しあげます。

山本 イリーナさん(アルゼンチン・ブエノスアイレス大学学生)

広報担当参与 今井 康人

明るくて、いつも笑顔を絶やさないイリーナさん。AMDAで研修期間中の8月1日〜10月24日、周りはいつも笑い声に包まれていました。

祖父母の時、アルゼンチンに移住した日系3世で、現在国立ブエノスアイレス大学でソーシャルワーカーになるため勉強中です。岡山県の国際貢献ローカル・トゥ・ローカル技術移転事業の補助を受けて来岡しました。

研修では、社会福祉法人「旭川荘」(岡山市北区祇園)で様々な施設を見学。西日本豪雨で被災した小規模多機能ホーム「ぶどうの家真備」(倉敷市真備町)なども訪れ、そして高知県黒潮町ではAMDA中学高校生会、地元の学生たちと防災活動について学びました。

約3カ月の研修を終え、「日本人はとても優しい」「アルゼンチンにはない、日本の福祉や防災活動を帰国してから生かしたい。」と感想を述べました。