相互扶助:ジャパン-テキサス、リーダーシップシンポジウムにて相互扶助を強調(2019/4発行ジャーナル春号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

相互扶助:ジャパン-テキサス、リーダーシップシンポジウムにて相互扶助を強調(2019/4発行ジャーナル春号)

理事 難波 妙


3月27日、SCI(全米国際姉妹都市協会)が主催したアメリカ、テキサス州で行われたジャパン―テキサスリーダーシップシンポジウムは、日米間において、過去60年に渡り育まれた441組の姉妹都市による市民外交ネットワークの持続的連携と活性化を目指して開催されました。総勢250名の参加者と共に、文化、教育、経済、投資など、様々な内容の議論が展開されました。今回AMDAは、昨年AMDAと協力協定を締結したコヤマダインターナショナルファンデーションからの招待を受け、AMDA理事の難波妙が参加しました。

アメリカ合衆国副大統領夫人による基調講演の後に行われたパネルディスカッションのパネラーとして、AMDAは、災害時に実現した相互扶助について発言を求められました。その実例として、1995年サハリン地震被災者支援活動に向かった時、ロシア政府から一旦受け入れを拒否されたものの、AMDAの活動は4か月前に発災した阪神淡路大震災にサハリンから支援を受けたお礼が目的であると力説すると、ロシア政府が快諾した例と、昨年夏の西日本豪雨災害の際に岡山県総社市と他の自治体の対口支援の例を紹介しました。災害支援活動を支えた相互扶助の理念に会場からは、多くの賛同をいただきました。