事務局便り(2017年7月発行ジャーナル夏号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

事務局便り(2017年7月発行ジャーナル夏号)

神戸で初の「AMDAの集いin関西」を開催しました


押谷看護師による自身の活動のご紹介

AMDAとAMDA兵庫共催の「AMDAの集いin関西」が7月1日、神戸市の毎日新聞社神戸支局セミナーホールで開かれました。

「AMDAと一緒に被災者救援の第一歩を踏み出しませんか」と呼び掛けて初めて開催。神戸市民ら42人が参加し、「南海トラフ地震と国内外の大規模災害に備えた取り組み」と題して講演や意見交換が行われました。

AMDA緊急救援ネットワークに登録している押谷晴美看護師が地震被害のあったネパールや熊本県、ハリケーン被害のハイチでの活動を紹介。ローカルイニチアシブ(現地主導)や自ら体験することの大切さを強調しました。


参加者全員で輪になり意見交換を行う

AMDA本部職員は南海トラフ地震に備えた準備状況を説明。AMDA兵庫の江口貴博理事長がこれまでの取り組みを紹介しました。続いて質疑応答が行われ、参加者からは「AMDAの活動をもっとPRしてほしい」との要望があり、主催者側は「これからも各地へ出向いて顔と顔が見える関係を築きたい」と答えるなど活発な討議が行われました。

AMDA兵庫は2014年、グループ団体として独立。これまで、AMDAネパール子ども病院の支援などを行なっています。

菅波代表がシンガポールで倉敷南高校生に講演をしました


倉敷南高校の皆様との記念撮影

6月22日、岡山県立倉敷南高校の生徒32人は修学旅行先のシンガポールでAMDAグループの菅波茂代表から講演を聞きました。生徒の質問に答える形で行われ、菅波代表はAMDAの活動や海外緊急支援の内容、現在の世界の情勢などについて丁寧に答えました。

生徒からAMDAに御礼のお手紙をいただきましたのでご紹介します。

◆困っている人がいれば、言葉だけでなく体に触れることで「近くに助けてくれる人がいる」という安心感を持つことが出来るということだった。学んだことを活かしていきたい。
◆医療の道に進みたいという気持ちが強くなった。人間として温かさを持った人になりたい。
◆「ありがとう」という言葉はどんな言語でも伝わるものだと聞いた。使ってみると、どの人も笑顔になってくれた。この講演で人としての在り方を学ぶことができた。
◆勉学で上位にいることは大切かもしれないが、下位にいても必死に努力し、頑張っている人ほど自分の意志をしっかり持っていることを改めて感じた。努力の大切さを忘れず、頑張りたい。

 

筝曲グループ「絃伶会」 発足40年記念演奏会


息の合った演奏をする絃伶会のメンバーたち

岡山県赤磐市で発足した筝曲グループ「絃伶(げんれい)会」(根津章伶会長)の発足40年記念演奏会が6月4日、同市下市の中央公民館で開かれました。根津会長はAMDA鎌倉クラブのクラブ長も務めていただいており、演奏会では会場にAMDAへの支援を呼び掛ける募金箱を設置。入場者から寄せられた募金をご寄付いただきました。

絃伶会は1978年、同公民館の講座としてスタート。講師を務めていた根津会長が92年、同市から鎌倉市に転居した後も講座生だった赤磐市民約30人が活動を続けています。

記念演奏会には根津会長や、現地で立ち上げた「鎌倉絃伶会」の会員4人も参加。赤磐市内の尺八や日本舞踊、唄などのグループも賛助出演し、総勢約60人で9曲を演奏しました。

古墳時代の地元の伝説を基にしたオリジナル曲「吉備の稚媛」では、豪族の妻・稚媛をめぐる悲劇を披露し、優雅な調べを響かせました。

会場には300人を超す市民が詰めかけ、立ち見客であふれる盛況ぶりでした。

 

熊本県益城町でボランティア


ボランティア活動の様子

AMDAは中外製薬様とともに、6月30日から2日間、熊本地震で大きな被害を受けた熊本県益城町で、農家の作業を手伝うボランティアを行いました。

AMDA本部から3人とAMDA社会開発機構から1人、中外製薬から30人が参加。集荷センター2カ所で5軒の農家と一緒にカボチャの収穫と出荷作業に汗を流しました。農家の方は今も仮設住宅などで暮らしており、ボランティアの手伝いに大喜びでした。

中外製薬様は昨年にも避難所となった益城町の広安小学校で草取りをしたり、町民グラウンドの整備をするなどのボランティアに取り組んでいます。

「AMDA命を救うラジオ」が始まっています!

RSK(山陽放送)ラジオ番組「朝耳らじお」内で、「AMDA命を救うラジオ」が毎週火曜日8時25分頃〜約6分間の放送で始まっています。

毎週火曜日を次の4つのテーマで、各分野から様々な皆様にお話いただきます。
・被災地リポート
・南海トラフ災害対応プラットフォーム
・西のジュネーブ東の岡山
・AMDAの活動

国内外の様々な協力団体・医療機関の方々にご出演いただき、命を救う活動への取り組みを語っていただき、又AMDAスタッフも活動を紹介しています。RSKラジオホームページからでもお聞きいただけます。

ぜひお聞きください!

 

支援者紹介

音楽を通じたご支援

倉敷アカデミックウインズ様が、6月4日お子さん向けの第9回わくわくコンサートを開催されました。その中で団員の皆様がAMDAへのご寄付を募ってくださいました。

あなたも指揮者コーナーではお子さんも指揮者体験をしたり、楽しい音楽・ダンスにご来場の方々が楽しまれました。

多くの方々からご寄付をいただきました。一部を紹介します。


タイ モンフォート高校様


絃伶会様


アライブ岡山様


倉敷アカデミックウインズ様

役員変更につきまして

本年6月30日の任期満了をもって、成澤貴子理事長が退任し、7月1日より菅波茂理事長が就任いたしました。また、難波比加理理事が新規就任しました。

お礼の言葉

6月30日の任期満了をもちまして、理事長の任を終えることができました。2期3年8か月の在任期間中にいただきました皆様からのご支援ご協力に心より感謝申し上げます。

AMDA創立者であり前理事長である菅波が7月より理事長に戻りますので、皆様にはなお一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

6月30日 成澤貴子

2017年4月〜6月の動き