熊本地震支援活動(2016/10発行ジャーナル秋号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

熊本地震支援活動(2016/10発行ジャーナル秋号)


広安小学校鍼灸室にて

熊本県熊本地方を震源とする本震(マグニチュード7・3)が4月16日未明に発生してから約半年が経過しました。全壊した民家が放置されるなど震災のつめ跡が今も生々しく残る中で、医院やスーパーなどが次々とオープンし、「住民が自らの力で立ち上がる力強い歩みが印象に残った」と9月末に現地入りしたAMDA職員は振り返っていました。

AMDAが医療チームを派遣した広安小学校(熊本県益城町)の避難所は8月19日に閉所され、町立総合体育館に統合。現在は約120人が暮らしています。広安小学校避難所の閉所に伴い、AMDAは広安小学校での針治療を8月11日に終了しました。終了日には鍼灸の先生方にお礼を言いに来る方など、たくさんの方々がきて下さり、 鍼灸室は「ありがとう!」であふれました。

鍼治療は今も週1回、総合体育館で継続して行っており、避難者の方々に喜ばれています。

また、広安小では8月28日、避難民やボランティア、AMDA職員ら約200人が出席して「感謝の集い」が開かれ、参加者全員で合唱をしたり、ゲームや談笑を楽しみました。9月25日には広安小で運動会も開催され、児童たちの元気な歓声が響き渡りました。