AMDAフードプログラム(2016/1発行ジャーナル冬号) – AMDA(アムダ)
救える命があればどこまでも
特定非営利活動法人アムダ
国連経済社会理事会総合協議資格NGO

AMDAフードプログラム(2016/1発行ジャーナル冬号)

「食は命の源」をコンセプトに、アジア諸国へ有機農業の啓発と普及を目的としたプログラム。「アジア有機農業連携活動推進条例」を制定した岡山県新庄村野土路地区に2012年「AMDA野土路農場」を開設。以来、フィリピンとインドネシアから農業研修生の受け入れや、新庄村とAMDAの職員が現地に出向き、有機農業の技術移転活動を行っています。

第3回 食糧と人道支援シンポジウム開催報告


2015年12月5日「第3回 食糧と人道支援シンポジウム〜南海トラフ地震津波に向けた食糧支援」を岡山市北区の岡山国際交流センターで開催し、約30名が参加しました。

最初にAMDA支援農場代表世話人の竹内洋二氏から、一般社団法人子どもの家運営委員会の小阪田徹代表と、特定非営利活動法人仙台夜まわりグループの今井誠二理事長に、AMDA支援農家からご提供いただいた支援米贈呈式が行われました。

AMDAグループ菅波代表は、基調講演「AMDA南海トラフ対応プラットフォーム〜AMDA支援農家の役割と食糧支援の重要性」で、東日本大震災など緊急救援活動で行った避難所での炊き出しを通じ「被災者には温かい食べ物、普通の食事が不可欠」と言及。菅波代表が司会進行を務める「食と人道支援〜起こりうる南海トラフ地震津波に備えて」と題したディスカッションでは、パネラーであるAMDA支援農場代表世話人の竹内洋二氏、同世話人の西村輝氏と赤木歳通氏、前新庄村長の笹野寛氏、生活協同組合おかやまコープ組織本部長の上甲啓一氏とともに、近い将来その発災が予想されている南海トラフ地震の食糧支援体制を議論しました。

AMDA野土路農場と新庄村の農産物を駐日外国公館へ贈呈


インドネシア大使館農業担当官(右)と

AMDAは2015年度の駐日外国公館表敬訪問の第一弾として12月21日、インドネシアとバングラデシュ公館を訪問し、AMDA野土路農場と新庄村の農産物を贈呈させていただきました。

訪問時には新庄村の紹介を始め、AMDAフードプログラムや、有機農業の取り組みについて紹介しました。

いずれの大使館でも、深い関心を寄せてくださいました。さらに各国の農業事情を知ることができ、AMDAの取り組みや日本の農業技術に寄せる期待の高さを感じられました。