2011年3月11日に発生した東日本大震災に対して、AMDAは翌日から医療チームを被災地に派遣し、緊急医療支援を開始。約50日の緊急支援活動を経て、2011年5月1日より復興支援活動を行っています。2014年3月までを「第1次復興支援3か年事業」として「医療・健康」「教育」「生活」を柱としたさまざまな復興支援事業を行いました。現在、2014年3月から「第2次復興支援3か年事業」として、復興支援事業を継続しています。
鍼灸治療支援活動(岩手県上閉伊郡大槌町、宮城県石巻市雄勝町)
災害発生後の、緊急期での非常にニーズの高かった鍼灸治療を、復興支援事業の一つに位置づけ、震災直後からそれぞれ地元の鍼灸師を雇用して、鍼灸治療支援活動を実施してきました。
岩手県大槌町と宮城県石巻市雄勝町の2か所で実施してきましたが、第2次復興支援3か年事業期に入るタイミングで、活動を地元の鍼灸師に引き継ぐ形で活動を終了しています。
被災地間相互交流事業 〜第9回復興グルメF-1大会 in大槌 〜
大会は大成功に終わりました!
多くの人でにぎわった会場の様子
三陸沿岸部一帯の商店街をはじめとした団体が復興に向けて一丸となり、東北の現状および情報を全国的に発信するとともに、情報や知恵を共有することで新たな復興への協力体制を形成することを目的として2013年1月からスタートした「復興グルメF-1大会」が、2015年4月に第9回大会を開催しました。
会場となったのは岩手県上閉伊郡大槌町 福幸きらり商店街。福幸きらり商店街(大槌町)と南町紫市場商店街(気仙沼)の商店街交流がきっかけとなって復興グルメF-1大会が生まれたこともあり、記念すべき大会となりました。
大会当日は、朝早くから大勢のお客様が詰めかけ、予想を上回る約3,000人が来場しました。大会開催以来、最北での開催となりましたが福島、宮城、岩手3県から13チームがエントリーし、それぞれ工夫を凝らしたグルメを提供しました。さらに伝統芸能盛んな大槌町らしく、ステージでは各団体による伝統芸能が披露され、各地のゆるきゃらとともに会場を盛り上げました。
地元チームは優勝を逃したものの、釜石市から出店した「鵜!はまなす商店街」の『釜石バーガー』が初優勝をを飾りました。記念すべき第10回大会は、第1回大会の会場となった気仙沼復興商店街 南町紫市場で7月19日に開催します。
岡山からもボランティアへ!
活動を終えて参加者の皆さんと
復興グルメF-1大会の開催に合わせて、6回目となるボランティアバスを岡山から運行しました。これは震災から4年が経過し、震災のことが風化しつつある中、被災地の現状を知り、復興に向けて歩んでいる方々の声を聴くとともに、東北の皆さんと一緒にイベント開催し、盛り上げることを目的としています。これまでのバス運行を通じて、岡山と東北の方々の強い絆が生まれていることを感じています。次回、ボランティアバスの運行は7月17日〜20日で気仙沼に向けて運行します。
参加申込、お問い合わせはAMDAまで。
教育支援プログラム:AMDA東日本国際奨学金
東北の復興担う世代の支援として「AMDA東日本国際奨学金」を実施しています。これは原則として被災地で将来医療従事者を目指す学生を対象に年間18万円(15,000円/月)を支給するもので、返済の必要はありません。
2014年度は28人へ奨学金の支給を行うことができ、2011年の制度開始から、これまで、のべ281人に奨学金の支給を行いました。
おかげさまをもちまして、2015年度も、新たに奨学生の追加募集を行うことが決定しました。現在対象となる学校との調整に入っています。
東日本大震災復興支援活動の軌跡(2014年12月〜2015年5月)
- 2014/12/22 震災ホームレス支援AMDA支援農場お米発送?
- 2015/01/31 第2回被災地間相互交流フォーラム 顔合わせ(岡山市)
- 2015/02/01 第2回被災地間相互交流フォーラム開催(岡山市)
- 2015/02/18 震災ホームレス支援AMDA支援農場お米発送?
- 2015/03/19 おかやまコープボランティア受け入れ(大槌町)
- 2015/03/23 震災ホームレス支援AMDA支援農場お米発送?
- 2015/04/10-13 F-1グルメボランティアバスツアー(岡山発着 岩手県大槌町)
- 2015/04/12 第9回復興グルメF-1大会開催(岩手県大槌町)